たまに、こんなところで“命のお洗濯”というやつを体感しております。時々降りしきる雨にホントにお洗濯されちゃうこともありますが(^^;お天気の良い日の山は大きな空に包まれて下界では体験することのできない爽快感を味わうことができます。
今回はお天気に恵まれた10月三連休の日曜日、尾瀬まで出かけてまいりました。
晩秋の草紅葉、美しい景色に会いに、尾瀬にある百名山「燧ケ岳(ひうちがたけ)」~「尾瀬沼」へのドタバタ山歩きでございます。
ということで、
土曜日の仕事を終えてから山女に変身し、登山口駐車場で夜を明かす計画です。一週間働いたあとの疲れ果てた道中は、ヘッポコ山相棒&カメラマン兼運転手付きなのでラクチンではありますが(-_-;)
今回は、本当は「南アルプス」1泊2日の予定でした。しかし平日が忙しくて準備が整わず、急きょ山小屋を予約しようとしたら満室で断られ、当日になって、下調べもない山でしたが「燧ケ岳」、行ってみよっと気楽に来てしまいました。
とりあえず4時間以上の夜中のドライブの末、深夜2時に駐車場まではたどり着きました。明日の朝、地図見て登山計画決めよう~ということで…寝袋にてzzz (^^;
本当はちゃんと登山ルートや状況を調べて行くべきです。
なのに・・・「尾瀬」という優しい響きにそそられて、行き当たりばったりになってしまいました。しかも、朝起きられなさ過ぎ、お日様の眩さで起床しバタバタの出発ですが、とりあえず地図持ってぇ~歩きながらルート考えることになり(^^; とにかく出発。。
でも、舐めてはいけない百名山。道中で出会った親切な山男さんたちにルートアドバイスを頂きつつ、歩いてみれば、それはもう素晴らしい体験となりました。
はるかな尾瀬!
黄金色に 輝く草原 風わたる。
どうぞぜひ、お付き合い下さいませ。
ちなみに、色々なご助言を頼みに、結果歩いたルートはこちら。
尾瀬御池駐車場➡燧ケ岳登頂➡長英新道にて➡尾瀬沼➡沼山峠▶シャトルバスで御池駐車場。休み休みぐるっと約8時間の尾瀬体験へ、Let’s go。
御池からの燧ケ岳(ひうちがたけ)、えっ?こんなに厳しい山道なの?地図を見るとなるほど、標高差850mもあるじゃん、舐めてはいけない、真面目に登らないと!実は足元は前日の雨が流れ落ちてきて、ドロドロです。こんな岩場の上り坂が頂上まで結構苦しめてくれますが、まっ山!ですから(^^;
でも、とはいえ尾瀬。木道が整備されている場所も多く、しかも美しい木々の色どりが心を癒してくれます。
小一時間登ると、最初のオアシス「広沢田代」です。こういう場所があることが「尾瀬」だなぁ~とちょっと嬉しくなります。
おっお~っ黄金色に染まった草紅葉!やっと目が覚めてきました。
気持ちの良い秋の色。
そして、また登る。がんばれ!
山肌が色とりどりに染まる季節です。
ちょっと休憩。
見えてきました。燧ケ岳頂上はあそこ!遠くに見えても、一歩ずつ。
「熊沢田代」です。標高2000m弱、ここにはベンチもあってまったり休憩できる絶景の天空オアシス。
ちょっとスキップしたくなります。
もう登頂しなくても、ここでお昼寝でもいいよ(^^;
オアシス。。
とはいえ、進もう。ちゃんと木道を作って下さっていることがありがたいです。
実はこのあと登頂までは1時間半ほどかかり急坂の連続だったりなのですが、相棒カメラが挫折し(>_<)記録なしの中あっという間に登頂です。苦しかったことは意外にもあっさり忘れて、やっぱりこの景色。
頂上から望む「尾瀬沼」
頂上からの紅葉の山肌。
みんなが歩く尾瀬一帯も秋色に染まっています。あっちは尾瀬のもう一つの百名山「至仏山」です。
紅葉シーズンの連休ということで、狭い頂上は登山者で溢れていました。なので、サクッとラーメン食べてさっさと尾瀬沼に向かうことにしました!下山道はやや渋滞(^^;
実は、燧ケ岳は、こちらから(尾瀬沼から)登った方がなだらかな登山道できっとラクチンだったかと思いますが、燧ケ岳の絶景ロケーション「熊沢田代」を堪能するには今回の周回コースがおススメ。(道中アドバイス下さった山男さんの受け売りですが(^^;)
青×赤×緑×黄のグラデーション、白い雲だって大事な自然の仲間、そしてもちろん私たちも(*^-^*)
そして、長い樹林帯を下山すると、素晴らしい場所に到着しました!
尾瀬沼!まさに尾瀬、そして、黄金色の草原が出迎えてくれました。
あまりに下調べ不足だったため、こんな景色に出会えたことは予想外!
うわぁ~と叫び走り回りたくなる、素敵なサプライズでした。
ぷはぁ~(^^♪
なんだか、おとぎ話の景色のようです。うふふっな妄想全開で不思議な物語を思い浮かべてしまっちゃうのですが・・・そのお話しは長くなりますので、また、ぜひいつか(^^♪
しかし思えば、このところとても疲れていましたのに準備不足、寝不足で山を越えなくても、最初からここに来れば良かったのではないか!?なんて疑問が持ち上がり(^^;)、もう少し年齢を重ね時にはずっと尾瀬を歩いていたいです(‘ω’)なんて、自己申告しておきました(^^ゞ
尾瀬沼に午後のお日様がさし、黄金色の草原に白い穂が揺れていました。
なんか、うっとりです。
ちょっぴり長めにゆっくりと尾瀬を堪能しました。
尾瀬沼から望む燧ケ岳。
夕陽が沼の湖面をキラキラと照らしはじめ、尾瀬はもう晩秋の趣。
帰りたくないね~(>_<)なんて無理なことではありますが、もう少しだけ。
そして、尾瀬沼からシャトルバス発着場所の沼山峠まで歩きバスにて駐車場へ。道中の車窓から、夕暮れ前の美しい色どりの景色を堪能しました。
皆さま、尾瀬に行かれたことはありますか?
尾瀬は山登りをしなくても、素敵なハイキングが楽しめる場所。標高1500mの尾瀬の冬支度は早く、この草紅葉を満喫できるのは10月いっぱいですが、春・夏・秋、どの季節もきっと素敵な気持ちになれる天空の別天地です。
今回はちょっと無理してしまいましたが、晩秋の尾瀬にて、すべてがリセットされる素晴らしい気持ちを味わうことができました。心の中にも心地よい風がわたり、私たちは自然の一部だと感じさせてくれます。疲れた時にはとっておきの自然の中へ行ってみよう!!
ヘッポコ山コンビ、さて、今度はどこの山へ行こうかな・・・ネ(^_-)-☆