清々しい秋でございます!
秋風がリビングのカーテンを揺らす休日、わが家では・・
「近頃疲れが溜まりまくって温泉にでも行きたい!と夫がつぶやきまして、
「えっ、うん!行こ行こ!イイところを知ってますよ~」
「ま、まさか、また・・・ではないよね!?」
「あっ大丈夫!今度は本当にサクッとロープウェイで行けるから!ね」
「うそ~×○△□」
てなことで、
夫への巧みなプレゼンを駆使して、予てより行っておきたかった「谷川岳」にタッチしてまいりました!
※写真は山頂から望む谷川連邦の美しい山並み
群馬県の谷川岳は山好きの方にはとっても有名な山です。
しかし、別名「魔の山」とも言われて、統計開始以来の遭難者数がギネスに乗るほど多いのだとか
でも、登山コースは色々あって、初級者から上級者まで楽しめる山なんです。
もちろん初級者のわが家は、安全な初級者コースに決まり(^O^)v
ただ実は雪山好きな変な私・・本当は残雪期に行きたいと計画してみたのですが、う・・ん、「魔の山」に雪山登山?・・・と足が震えてしまって持ち越し中。だから、まず、いつか雪山へ!のために下見とまいりました。
谷川岳麓のお天気は晴れ。このところ雨続きの山行でしたので、ちょっぴり気分ウキウキです。
ということで、まずはこれから(^^;
土合口駅からロープウェーに乗って標高1,319mの天神平に到着!えっ?ロープーウェイって(^^;) そうです。あるものは乗らねバです。降り立つとトンガった谷川岳山頂は遠くガスに煙って良く見えませんが、よし行くぞ!
さすが人気の山、登山道は木道が整備されています。
な~んだ尾瀬みたいじゃん、ケンケンパッ♪(なんてふざけていられるもの、ここまで)
山も何度か登るうちに、こんな場所にも慣れてきているのですが、軍手を用意していてよかったです(^^;)
慎重に登れば大丈夫。なんたって私は膝痛・腰痛持ちの身の上。それでも登れますから。
こんなゴツゴツした急な登り坂や難所を超えること小一時間。息があがり足がガクガクし始める頃、やっと展望が開けました。おっお~!さすが谷川岳!!なんて美しい山肌なんでしょう。
色々な写真で見て、谷川岳の印象は“ハンサムな山”だと思っていました。
間近で見ると、シュンとしていて本当に美しいです。
途中「天狗の留まり場」「天神のザンゲ岩」なんて岩場に名前がつけられています。谷川岳は古くは修験の山。だからそんな名所もあるわけです。が、とりあえず浮世の色んな罪を懺悔しておかなくちゃ(^^;)
この辺りからは絶景を見ながら青い空の下、尾根歩きがようやく快適になってまいりますが、人が多すぎです。びっくりしました。渋滞までできちゃうぐらいです。昨今空前の山ブーム!ということでしょうか(^_^;)
「肩の小屋」(人で言うと頭のてっぺんが頂上だとすると肩のあたりにある小屋)を過ぎて振り返るとガスがスゴイ速さで通り過ぎて、雲の上を歩いているようで、ふわふわです。
登頂開始から約2時間で最初の山頂「トマの耳」到着です。 谷川岳はピークが二つある双耳峰です。「トマの耳」は手前のピークということだそうで、1963mです。
とにかく狭い山頂に人が多すぎて写真撮影の行列までできていました(^^;)
もう一つの山頂「オキの耳」はあっち。
もうひと踏ん張り。
途中見るとびっくりです。ロッククライミングで登って来る人を発見しました。
小さな青いジャケットを着た人が一人で挑戦中です。下の写真の真ん中に、見えますでしょうか?
このシュンとしたカッコイイ山肌はクライマーを引きつけて止まないわけで、だから「魔の山」。あのクライマーさんも無事に登頂できますように!
もう一つの山頂「オキの耳」標高1977m無事到着!渋滞したり写真休憩したり、ゆっくり歩いてここまで約2時間半てところです。
それにしても・・・
登山を始めた頃は、山頂が見えなかったり、すごく遠く感じたりして、「あとどのくらいなのか?」が気になって仕方ありませんでした。
でも最近は(って言うほど経験もないのに恐縮ですが(^^;)、先を急がず、足元の一歩一歩をしっかり踏みしめて、時には咲く花にカメラを向けたり、山の空気を感じたり、一休みしたり、そんなことしている間にいつのまにか到着したなって感じがします。
ヤバイですね(^^;) いよいよ登山にはまってきてしまったのでしょうか・・・
山頂を極めるのは嬉しいことだけど、それだけじゃない山の醍醐味!ですね(^O^)
山頂は美しい紅葉が始まっていました。
「俺の空だ~!」(by夫)
いいえ、違いますよ、みんなの空ですからね!
実は、この日はちゃんと谷川温泉に宿泊して、疲れを癒して頂きました。
しかし宿泊ということはですよ、次の日もあるじゃないか!
ということで、翌日は本当にサクッと谷川岳山麓をトレッキングしました。
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初秋の谷川岳② 熊さんにぃで~あ~った♪」 | 旅の途中 (howamowa.com)
大好きな秋、はじまりです。