お誕生日だったので🎂

徒然なるままに

毎年、寒いさ中に一つ歳を重ねます。

営んでいたお店の原状復帰工事が始まり、ついにそんな時を迎えてしまったなと、なんだか落ち着かない日々でありますが、「お誕生日おめでとう」と言われると、そうか、前にしか進めないのだな、と、色んな気持ちをゴクリと飲み込んでいます。

昨年までのお店サイト内では、お客様の着姿をご紹介する「おあつらえ写真集」という記事を書いていました。ちょこっと思い出して、今回は自前の“おあつらえ写真集”してみます(^^;)v。

みぞれ交じりのとっても寒い日でしたので、やっぱり、ほっこり本場結城紬

お店のブログを書いていた時には、まず、きっとこんなことを綴っていたのかもしれないなと。

寒い寒いみぞれ降る日に、ほっこり温まる素敵な方をお迎えしました~

なんて💦

そして、

「本場結城紬」とは、熟練の職人さんが地機で織り上げた結城紬のこと。

「本場結城紬は、タテヨコ手紡ぎの真綿を使用する唯一無二の真綿紬です。タテ糸にも手紡ぎ糸を使用するので高機にかけると張力に耐え切れず切れてしまい織ることができません。そのため熟練の職人さんが腰でタテ糸の張力を調整する地機で織ります。なので、タテヨコともに、高機よりもうんと細い糸を織り上げることができます。細い細い手紡ぎの真綿は、とっても軽くて、とにかくほっこり温かいのです」

そして、「本場結城紬は、ヨコ糸よりもタテ糸の方がやや太い(といってももっとも細いのですが)。それはタテ糸にはどうしたって張力がかかるので、やや太い。そのため、画像を見ても良く分かりますが、シュンシュンとタテ糸の存在感を感じることができるのも本場結城紬の特徴です。それもちょっと気持ちよくてカッコいい♪」

などなど。。。

では、手前みそな「お誂え写真集」💗(カメラマンが着物姿の撮影に慣れていないため、とっても苦労しましたが、自宅にて特訓した結果、まぁまぁ、こんな感じで💦)

帯は、この季節ならではの「雪だるま」。これいつ誂えたのだっけ???と思い出せないのですが、何度か使用した形跡アリ。ほんのり香るグレージュピンクの結城紬に、にっこり笑う雪だるまが、ちょっと嬉しくてこの帯にしました。

何しろお誕生日。どうやら私、遠い昔、この世に生まれたその日にも雪が降っていたそうなので⛄❄

そして、個人的には、特に寒い日には淡い色コーデが好きなので、グレージュ色の友禅小紋で作った羽織を合わせました。もちろん、これからお外にお出かけしますので、この上から、カシミヤの大判ショールを羽織ります。

ということで、お出かけセットアップ完了✨

自宅玄関には着物を染める型紙「伊勢型紙」のライトアップオブジェと、あの頃、お店番に精を出してくれた番兎が「行ってらっしゃい」を言ってくれました。

一緒に暮らす家族は、ヘッポコな相棒である夫しかおりません。そのため、どーしても撮影はそのヘッポコです。しかし、もうホントに(-_-;)着付けもわからないので、彼にはシワのチェックもできず、帯が曲がっていることの指摘もできず、さらには、じっとポーズをとるより動いている被写体が良いらしくて、それは登山やハイキングの撮影と一緒。

この場所は、自宅から大通りに出る前に通るビルの吹き抜けなのですが、ちゃんとエスカレーターがあるのに、「この階段良くない!?下りてきて」とな💦。。。ご満悦のため、仕方なくお応えしまして・・・。

なんやかんやと、大通りでタクシーに乗り、ささやかなお食事へと参りました。

実は、このところ積年の疲れのせいか胃腸の様子が思わしくなくて、ガッツリ食事ができません。なので、だったら湯豆腐でどうだ!となり、ほんわかと湯豆腐を食べに行きました(*^^*)v。

お庭は東京タワーの麓にあり、スタッフさんが、ぜひぜひと写真を撮って下さいました。撮影ポイントだそうです🗼生まれる前から居てくれる東京タワー✨ずっとそこに、ありがとうございます😊

あっ、ちなみに、とても寒い日でしたが、結城紬は胴抜き(腰上まで八掛と胴裏をつけています。お袖も裏地つきで、胸と背中だけ胴抜き)仕立て。体感温度はちょうどよくて、ふんわりほっこり。

やっと、おすまし写真を撮影して頂きました!ふむ。。。髪切らないとな~と(^^;)

でやっぱり、帰り道のお庭でも、動く写真がお気に入りのヘッポコなのでした。

というわけで、一つ歳をとりました。

60代も一歩中へと踏み出して、新しい人生の道を探し始めねば。ですが、その前に、無事に工事を終えて鍵を返却し、それから体調を整えて、ぬくぬく温まりつつ、ゆっくりと春を待ちたいと思います。

どちら様も、我慢せず、無理せず、ゆるやかに、日々をお過ごし頂けますように💗