8月初旬、3泊4日で北海道の旅に出かけました。第一目的は大雪山の大縦走(縦走レポ➨こちら)でしたが、せっかくの機会なのだから、前後の日は北海道らしい観光もしよう!というわけで、層雲峡~美瑛・富良野をドライブしました。
思い起こせば、昔々、大学生の頃、友人たちと北海道をめぐる旅をしました。あれからもう40年!あの頃のかすかな記憶を胸に、ヘッポコ相棒な夫と、自由気ままに過ごしてきました。
羽田から1時間半✈びゅーん💗
旭川 就実の丘
旭川空港でレンタカーをピックアップしました。そして翌日の大縦走のために一路「層雲峡」の宿へ!空港から層雲峡までは2時間半。朝9時前には旭川空港に到着しましたから時間はたっぷり。道中、素敵な景色や場所を訪ねながら向かうことにしました。
就実の丘は、空港からすぐの丘陵地です。農地の間にジェットコースターみたいなアップダウンのある道が続いていました。来たぞ!北海道💗な気分が盛り上がりました。
上野ファーム
カラフルなお花が咲き乱れる、素敵なガーデン「上野ファーム」に立ち寄りました。なんと、クマさん親子🐻^^、庭園内は外国からの観光客も多く、大賑わいでした。
心躍るビュースポット!だと思います。
園内を歩いていると、小高い丘があり、虹色のイスとブランコがありました💛ここには誰もいませんでした。
なんという、爽快な景色でしょう。
そして、青空に飛び出せるブランコ。
テクテク歩くと林の中に不思議な扉。扉の向こうは明日へとつづいているのだな。
大雪森のガーデン
大雪森のガーデンのカフェでお昼ご飯にしました。中に入ろうかどうしようか迷ったのですが、いやはや暑いんです💦北海道の涼しさを期待していただけに、すでに上野ファームで暑さにやられ…まさかこんなに暑いとは!というわけで、早く滝(層雲峡)へ向かうことに。
園内の様子はわかりませんでしたが、ガーデン外の広い青空の下は向日葵畑でした🌻🌻
背の高い向日葵がいっぱいです。子どもの頃の夏には必ず身近にあった向日葵でしたが、今では草や土の匂いとともに、郷愁あふれる花となりました。
みんながこっちを見てる🌻💛
層雲峡 銀河流星の滝
向日葵畑を後にして、石狩川上流の層雲峡へ。層雲峡は40年前にもきっと訪ねたと思う場所。なのに、まるで覚えていないことを少し寂しく思いつつ、あの夏にもここで涼んだのかなぁ~?と。若さを雑に消費してしまったあの頃、もっと大事に生きればよかった、などと感傷にふけりつつ…意外にも人も少なくて、涼感あふれる渓谷でした。
「銀河の滝(左)」と「流星の滝(右)」、両方の滝を見られる場所「双爆台」まで登ってみました。
そして渓流沿いに下りて、水しぶきに癒されて、まったりと滝をながめ、冷たい水に手足を伸ばして過ごしました。
うひょひょっ!ここ、いいです☺
美瑛観光(四季彩の丘/青い池/白ひげの滝)
大縦走を終えた翌日からは、美瑛と富良野をぶらぶらドライブしました。しかしそれにしても、どこもかしこも、海外からの団体客の皆さまが大型バスでいらっしゃっていて、大混雑していました💦
◆四季彩の丘。ドライブがてらに外から鑑賞。
園外のレストランは割と空いていたので、スープカレーを食べてみました。ボリューミーでスパイシー!北海道の野菜たちテンコ盛りです。
◆「青い池」
前日の黒岳登頂でご一緒した山ガールさんに「8割が外国人だったけど、とっても素敵でおススメ♪」と写真を見せて頂いていました。なるほど、本当に青い。山歩きをしていると、時々こんな青い池や湖に出会いますが、ここは透明感がスゴイ!北海道の空の青さと緑が眩しく映える幻想的な池でした。
立ち枯れのカラマツがますます神秘的な世界を演出してくれているみたいです。
◆白ひげの滝
滝好きの夫がぜひ行ってみたいというので車を停めて。
岩の間から染み出た水が滝になって川に落ちる様子が、まるで白いひげのようだから名づけられたとのこと。コバルトブルーに透き通る川の色に目を見張りました。水が火山性の物質を含んでいるからだそうです。自然が作り出す色には、不思議なパワーが宿ります。
十勝岳 望岳台
大勢の人がひしめく観光地から離れて、私たちが心安らぐ場所といえば、山!本当は登りたかったのですが、体調が伴わず。それでもぜひお目にかかりたいと向かったここは、十勝岳登山口の一つ「望岳台」(標高930m)です。
十勝岳は標高2077m。そしてやっぱり火山なのですね。ここでも荒涼とした山肌がうかがえます。ちらほらと下山してこられるハイカーさんに出会いました。火山草原と山並みの広大な場所。
もし登山したら、往復7-8時間というところでしょうか。今回は無理でありましたが、ヘッポコのくせに、ちょっとだけその気になりかけてしまう私たち💦。また、いつかね!
富良野観光(風のガーデン/ファーム富田)
富良野は40年前の旅でも立ち寄ったはずの場所。でもあれから随分と時が流れ、新富良野プリンスホテルの敷地内には、こんなガーデンができていました。
◆風のガーデン。2008年放送のTVドラマ、倉本聰さん脚本の「風のガーデン」のロケ地になった場所です。
緒形拳さんが演じられた貞三さんの花言葉がとても好きで、当時は営んでいたお店のブログにも引用させて頂いていました。懐かしいです。人混みが苦手な私たちにうれしい、ひっそりとした、とても優しいお庭でした。
そして、ラベンダーの季節ではないけれど、せっかく富良野まできたのだから、◆ファーム富田にも立ち寄ってみました。
夏の花が美しく、清々しい場所でした。
ポプラ並木も北海道らしさたっぷり。で、突然思い出しました、40年前の曲「よしたかちゃんとポプラ並木」。大学生だったあの頃、あの曲が、わりと好きでした。当時でもマイナーな曲だったと思うので、今では、知ってる人なんていないだろな。
パッチワークの路・パノラマロード
最終日は、美瑛「パーチワークの路」「パノラマロード」をドライブして過ごしました。広い広い北海道の田園風景と、昔懐かしいネーミングの場所を辿り、別世界の景色に浸りました。忙しなくクラクションを鳴らされる都心の道路と違い、走ったり止まったり、ぶらぶら散歩しているみたいに走れる北海道の路は、とにかく楽しかった💛
◆新栄の丘
おお~スゴイ!なんと爽快な丘なのでしょう。しかも、日曜日だというのに誰もいない。やったー!って叫びたくなりました。じゃがいもやとうもろこし、小麦などの畑だそうです。
広大なロケーション。こんな可愛い絵がどこかにあったな~って思わせてくれる、牧歌的であり、時間が止まったような場所でした。
なんとなく、北海道には白Tシャツが似合うかなと思いましたが、いやいや、木綿のワンピースが良かったな!あっダメだ、いつも登山やハイキングをしてしまうので、旅先でスカートが履けないのです💧
◆親子の木
三本のかしわの木が親子のように見える。真ん中に小さな子ども、両端にパパとママ。なるほど。
◆ケンとメリーの木
“ケンとメリーのスカイライン”1974年のCMに登場した場所だそうです。そのCMを具体的には覚えていないのですが、ケンとメリーといえばスカイラインだよな!という遠い記憶にも焼き付けられたキャッチコピー。ケンとメリーの木は今でも仲良く寄り添って、北海道の大地に根を張っていました。
そして夕暮れ時に、3泊4日の足となってくれたレンタカーを返却し、旭川空港へ。途中降ったり止んだりのお天気の日もありましたが、北海道最後の空は夕焼け。
いやはや、長い旅でありました。そしてとても充実した旅でありました。今度いつこの大地に足を下ろせるのかわかりませんが、「40年前には知床まで行ったんだよね」と帰りの飛行機で言ってみたところ、「帰ったらNetflixで“ゴールデンカムイ”を見よう」と申すヘッポコ相棒でありました(^^;)。
北海道、ぜひまた、冬にも訪ねてみたい場所であります。
“果てしない大空と広い大地のその中に” 思いを馳せつつ、またコツコツと酷暑の都心で日々の小さな喜びを探してまいりたいと思います。