着物でスペイン料理へ

徒然なこと(着物とか)

久しぶりに着物を着ました。5月の中旬、気温が上がる前に袷の大島を着たいな、と思っていまして、ちょうど本当に夏日になる直前の夜、夫の誕生日お祝いディナーにお出かけしました💗

以前は毎日が忙しすぎて、誕生日だからといってレストランに行く、なんて気持ちの余裕はなかったのですが、この頃は、あと何度、元気で新しい歳を迎えられるかわからない…と思うと、ちゃんとお祝いしましょう、という気分になりました。

着物と帯は

着物は、お仕事現役時代にあつらえた白大島(7マルキ片ス)です。もったいなくて、これまで一度も袖を通していませんでした。けれど、ダメダメちゃんとお外に連れていかなくてわ!早く早く、絶対に、着てあげなくちゃ。

自分へのご褒美という理由で(いくらなんでもご褒美が過ぎたのでは?と、今思うとドキドキしてしまいますが)、ともかく、こっそり自分のものにしたのでした💦

しかし、実は昨年の秋ごろから五十肩(60代でもそうよぶそう💦)になり、左手が背中の上の方まであがらなくなって、力も入らず、(山登りはできるのに)帯は締められそうになく、せっかくのベストシーズンでしたが着物を断念していました。春になり、相変わらず治ったわけではないけれど、少しはましになり…。左手で生活に支障はないので完治しないのか、それとももうこのままなのか?わかりませんが、イライラしながら夫の不器用な手を無理やり借りて、まあまあ完璧?タレ先を無地にしておいて(柄あわせしなくて良いので)よかったです。

この帯は、型絵染め作家の「山本由紀」さんの作品です。シックな色調だけど、ターコイズ色が効かせ色になっていて、この帯さえあればコーディネートが決まりそうで、これも即買いしてしまいました💦

というわけで、リモートワークに勤しむ夫の仕事終わりを待ち構え、こんな素敵な場所へと行ってみました。

小笠原伯爵邸

新宿区にある歴史的建造物「小笠原伯爵邸」スペイン料理のレストランです。初めて行きました!

この館は、スパニッシュ様式を取り入れた建造物で、昭和2年に小笠原伯爵(旧小倉藩主家)の邸宅として建てられたのだそうです。しかし戦後は米軍に没収されて、その後に東京都に返還されてからは児童相談所になったりしたようですが、1975年から放置され老朽化が進んでいたそう。けれどその後、民間事業者への貸し出しによる再利用が可能となり、2002年にレストランとして蘇ったのだとのこと。ふむふむ。。

素敵な玄関で記念撮影✨

夫の誕生日は(当たり前ですが)毎年同じ日、5月なので、着物は袷なのか単衣なのか大いに悩むのであり、まあでも夜だから、大島だし、袷でいけるかなと思って出かけてみたら、ちょうどよい季節でありました。だけど、5月はお気に入りの羽織が着られず、毎回シースルーになるのがちょっとね…とか、ブツブツ言いながら💧

このお屋敷の中は広いお庭があって、受付の方に暗くなる前にお庭の散策もどうぞ!と言われてちょっとお散歩しました。この大きな木は樹齢500年のオリーブの木。スペイン大使館から寄贈されたのだとか。

外壁に装飾されたタイルのデザインがとても愛らしく、なるほどスパニッシュ様式?

中に入ると、おぉ~、ここは?何の部屋?どうやら旧伯爵家が使っていた食堂であり、家具も当時のまま。

ここは?ラウンジ?

ぜんぜんレストランに辿り着かない~💦

さらに、ここは、シガールームとな。ほぉ~。

そしてやっとダイニングに到着して、お席に案内されました。

お料理はスペイン料理でありますが、とても上品で、時々スパニッシュな香りがして、一品一品が少なめで、ちょうどよかったです。きれいな前菜に、お魚料理数種、スペインといえばのイベリコ豚も。デザートは、うふふっな2種類。

美味しい~です!!!

いつも着物で食事する時には、ナプキンは帯締めに挟んでいますvv

これは、古代黒米のアロスカルドソ(スペイン風雑炊)の上に軽くスモークした穴子のフリットが乗っかってる。アロスカルドソ?初めて聞きました。

珍しいお料理なようで、とても口に合うコースでありました。ワインは、料理にあわせて、シャンパン、白ワイン、オレンジワイン、赤ワイン、全部スペインワインです。

ほんのりオレンジ色の「オレンジワイン」のこと、知りませんでした。「白ブドウを赤ワインのように醸造することで生まれる独特の色味と味わいが魅力」と。色々と勉強になり、ほろ酔いの夜が更けてゆく。

そして、お食事を終えて、玄関へと進む途中に階段を発見!この上はどうなっているのですか?となり…

上がってみると、2階には可愛いお部屋があって、ウェディングパーティなどの控室にも使われているそうです。

新宿の街なかに、こんな場所があったとは、知りませんでした。しかもスペイン由来というところに、驚きです。何しろ、「スペイン」は元気なうちに訪ねたい国の一つなのであり、ようやくとりあえず完成するサクラダファミリアへ行きたいのだ。

なんだか急にリアルになってきたぞ…

というわけで、何はともあれ、夫の61回目のバースデーナイトは無事に終了したのでありました。

お誕生日🎂おめでとう🥂🌹