2026年元旦「日の出山」でご来光

お山歩&お散歩

日の出が見られるから日の出山

その山頂は東側がぷはぁ~と開けていて、大都会東京の広々とした空を望むことができます。そして、東といえば太陽が昇る方角です。

だから「日出山」その名がつけられたのだとか。

以前より、ぜひ一度、東京の空に昇る朝日を見てみたい!と思っていました。通常の日ならば山頂から小一時間の場所にある御岳山の宿坊に泊まることができるので、それを検討していたのですが、どうやら年末年始は休業のようです。しかし、大晦日から元旦は公共交通機関が終夜運転。なるほど、明け方に移動していけば、初日の出が見られるのだ!

というわけで、今年の元旦、ついに、ヘッポコ夫婦揃って行ってまいりました。

年明け真夜中の出陣!

日の出山は、東京都青梅市御岳と日の出町の境にある902mの山。都民の憩いの山「御岳山(みたけさん)」の東に連なり、御岳山から奥へと進むこと小一時間。なんたって御岳山山頂には武蔵御嶽神社が鎮座していることから、元旦もケーブルカーが終夜運転しています。その山頂駅から標高差もほとんどない山道をゆっくり進めば「日の出山」へたどり着けるのです。

がしかし、問題は、都内の自宅からのアクセスであります💦調べてみるとこんな感じ。つまり自宅を12時半過ぎには出ないとならぬ。寝ないの?どうしよう?若くもなく体力もない私たちが徹夜なんて無理。そしてあれこれ思案した結果、夕方に年越しそばを食べてお酒を飲んで仮眠をとろう。が、結局簡単には眠れず仮眠時間2-3時間ほどでしたが、それでも、きっちり、この時間に新宿駅へ到着。

想定外だったのは、新宿駅が膨大な人でカオスと化しており、その新宿から三鷹までの総武線が猛烈な混雑だったことであります。深夜1時ですよ!しかも元旦だ!いや元旦だからなのか!?とにかく体が潰され息ができなくなりそうな恐ろしい混雑ぶりで、三鷹駅では乗り換えの階段で将棋倒しになりそうになり怒号が飛び交う。新年早々なんてこった💦

三鷹から立川では駅に着くたびに少し楽になり、立川から御嶽は座れました。(総武線の混雑が激しすぎて到着が7-8分遅れましたが、その後全ての乗り換え列車が待ってくれているという親切なJRに感謝)そしてやっとこさ御嶽駅に到着すると、これまた大勢の人が下車。大半は御嶽神社への参拝客のようでしたが、それでもすごい。

駅前からケーブルカー下行きのバスも大行列。ただバスは臨時運行されているので次々とやってきます。少し並べばすぐに乗れました。

そしてようやくケーブルカー。ここも行列ができていました。多くの方は御岳山(御嶽神社)へ初詣に行かれるみたいですが、中には登山装備の人もあり、それはきっと私たちと同じ目的地なのだな。

ケーブルカー御岳山駅到着。ここからは神社への参道にもなっているためか、元旦の朝4時ごろですが、すでにお団子屋さんは営業中。

意外と楽しいナイトハイク

さて、元旦の日の出時刻は午前6時50分。まだ時間はたっぷりあります。トイレを済ませて、装備を確かめて(と言ってもリュックの中は防寒グッズばかりですが)、ともかく慎重にレッツゴー!

神社に向かう初詣の皆さんの喧騒との分岐を過ぎると、しんとした静けさに包まれました。少しの間は街灯のある道が続きます。

しかし街灯があるのはここまで!ここからは真っ暗闇の世界へと突入です。ヘッドライト装着!!

この道は秋に一度歩いています。だから大丈夫と思うのですが、この先4-50分続く真っ暗闇はなかなかにスリリング。この日のためにヘッドライトを新調しました。以前よりも明るくて頼もしい。

前を行くヘッポコ相棒。尾根道だよ、両側切れているよ。気を付けて。と言いつつ…ふと振り返ると背後は暗闇。怖すぎる、ちょっちょっと、私、先に歩かせて!

暗闇登山道の撮影はなかなか難しく、とにかく足元を気を付けて、歌でも歌う?

この後しばらくすると緩やかな登り坂になります。厚着をしてきたせいか汗をかく。そのあたりで登山者の皆さんがプチ渋滞していました。皆で歩いて行くのだと安心したりして。登山道がいくつものヘッドライトで照らされて明るくなりました。頂上直下のトイレも終夜運転。

この階段を登れば、山頂です。

山頂から東京の夜景を堪能

到着しました。「日の出山」山頂。もうこんなに人がいるのだと驚きつつ…見覚えのある東屋が暗闇の中に浮かび上がり、そしてその先に見えるキラキラと眩い灯りは大東京の夜景だぞ。

これから日の出まで2時間弱。とにかく場所を確保せねば。すでにベンチは空いておらず、東屋の下の階段状のスペースに二人分の空きを見つけました。やった!

折り畳み座布団を広げて腰を下ろしホっとすると、登り坂でかいた汗がすぅーと引き始めて、ヤバイめっちゃ寒い。リュックで運んできたアウトドア用のロングダウンを着込む(相棒は防寒用ダウン上下を身に着け)、ネックウォーマーを鼻の上に引き上げる、フードを被ってイヤーウォーマーをつける、2枚目の手袋を重ねる、足にホカロンを張る。誰かが言っていましたがマイナス10度とな(*_*)

しかし眼前に広がるのはこの世界✨

地平線が灯りに埋め尽くされている。ひときわ赤い灯りは東京都心方面です。

スカイツリーが見える。東京タワーもいるよ!二人を同時に見られるのも素晴らしい✨

2026年元日の夜明け

持参した水筒の熱いお茶をすすってアンパンを食べたりしているうちに、空が明るくなり始めてきました。

間もなく日の出時刻。おぉ~!あれ?しかし、地平線のすぐ上には雲が、右方面は赤くなりはじめているから、太陽が昇るのはあっちなのかな。だけど、雲が…💦

心配しながら眺めていると、ますます空が明るくなり始め、夜景の灯りも消えてくると、都心のビル群が蜃気楼のように見えました。

Rising sun 2026 🌅

もう日の出時刻は過ぎている。しかし目を凝らしていると、あそこだ、あそこから太陽が昇ってくるに違いない。お願い、お姿を見せてください。

あちこちから、「昇って来い~」「がんばれ~」と声が上がります。

そして、キタ━(゚∀゚)━!。やりました、午前7時過ぎ、2026年元日のライジングサン!!

しばし無言で太陽を見守る。

あと、あともう少し。

そして、その全貌が雲の上にお目見えです。

この瞬間「バンザ~イ」\(^o^)/という掛け声とともに、拍手👏が湧き上がりました。

これはもう、どんなコンサートよりも素晴らしいかもしれません。

2026年が明けました。ちょこっと目頭が熱くなる瞬間です。

さっきまで凍えそうな寒さに震えていましたが、なんと温かな光なのでしょう。

太陽!今年もあなたが昇らなければ私たちは生きて行かれません。

あけましておめでとうございます

昇った太陽は、さっきまで厚く横たわっていた雲を身軽にして空を青く輝かせ、夜景が消えた眼前には重層的な山並みを浮かび上がらせ、始まりの時を教えてくれているようでした。

2026年、あけましておめでとうございます💗

良い年になりますように

元日の朝が始まり、温かな日差しが降り注ぐと、なんだか名残惜しくて下山ができません。しばらくじっとこの時間を楽しんで過ごしました。

この日、ご来光鑑賞に山頂に集まったハイカーさんは、ざっと試算したところ約100人ほど。さすが人気の初日の出ポイントでありますが、夜が明けてから登ってこられる人も多く、なんたって「日の出山」!新年のスタートにふさわしい山でありました。

下山道では、木立の間からずっと太陽が見守ってくれます。

新年が幕を開け、冬枯れの森の隅々に、木々も草も土も石ころも、どこかに潜む動物たちも、軽やかな笑い声がこだまするみたいに朗らかな下山道でした。

あっという間に御嶽駅に戻って来ました。帰路はケーブルカーもバスも電車もスイスイです。この後、電車の中で爆睡しつつ、お昼ごろに自宅へと戻りお風呂に入って、のんびりとお正月を始めました!

今年もどうぞよろしくお願いします

こんな高所からすみません。

どうか2026年が、平和で穏やかで、どこもかしこもが明るい一年になりますよう

そして、私たちヘッポコ夫婦の新しい旅路が、難儀なく笑顔で歩ける道中でありますように。

どちら様にも、ご健康とお幸せを心よりお祈り申し上げております。