秋の連休に、佐渡島へ行って来ました!
高原の山荘で絶品フレンチに出会い、水平線に昇る眩しい朝日や海岸線の潮風ドライブに心奪われて…。雲を真っ赤に染めた夕日の残照から、どこまでも続く広い空まで。離島ならではの大自然をたっぷり堪能してきました。黄金の島の面影と悠久の歴史を垣間見た“初秋の佐渡”2泊3日の旅の記録です。
今年のシルバーウィークは5連休と聞いて、ワサワサし始めたのは9月に入ってからのことでした。
ぜひ行ってみたいと何度も候補に上がったのに行けていなかった佐渡島。山ノボラーの我が家では、数年前に「佐渡トレッキング協会」さんからパンフレットやトレッキングマップも取り寄せていたのに。
しかしついに、今年こそ、行くのだ❣ けれど「フェリー+宿+レンタカー」この三点セットの予約に大いに苦労してしまいました(いや、計画が遅すぎる)。電話を掛けまくったり、毎日キャンセルをチェックしたりして、ようやくこの三点セットを押さえることができ、イザ行くのだ!!
わたしたちの旅程

1日目:(移動とハイキング)東京から新幹線で→新潟→ジェットフォイルで両津港着→レンタカーで→ドンデン山→ドンデン高原ロッジ(泊)
2日目:(観光と散策)ドンデン山→あやめの桟橋→尖閣湾で海中透視船→大野亀を歩いて登って→二ツ亀を散策→二ツ亀ビューホテル(泊)
3日目:(観光と帰路)二ツ亀→佐渡金銀山散策→北沢浮遊選鉱場跡でお買い物→両津港でレンタカーを返却し→お土産売り場をはしごしてカーフェリーで→新潟港→新幹線で東京へ
ぜひ行きたかったドンデン山の山荘と、かろうじて予約できた二ツ亀の宿を起点にこんな感じで過ごしました。できれば「宿根木集落」や「たらい船」体験のできる南側へも行きたかった。けれど宿は山上と北の端だし、何しろ佐渡島は意外と大きい。この度は島の上半分をうろうろしました。

ドンデン山へ、let’s go!
新潟駅からバスで港へ移動して、予約していたジェットフォイルに乗り込みました。佐渡島行きのフェリーは「ジェットフォイル」で約1時間、「カーフェリー」で2時間半。行きはジェットフォイルでビュン!あっという間に両津港の灯台が見えました。キタキタ、佐渡~!!

到着したのは午後1時半頃。早速レンタカーの手続きを終えて、クネクネ怖い一車線の山道を上ります。そして小一時間でここ、ドンデン高原ロッジ(ドンデン山荘)に到着しました。

まずは、長旅やれやれ、ということでロッジのテラス標高900mからの景色を眺めてみる。両津港と加茂湖が見える。いつも山の中にばかり行っているので、海が見えるということに、まず感動です。

今宵の宿はここ。トイレと洗面は共同でありますが、お風呂もあるし、お部屋はきれいなツインベッドルームで、これはもう山小屋というレベルではないな、まさに「高原ロッジ」です。

すでに午後2時を回っていましたが、台風接近の余波はまだなくて、曇り空ではあるけれど、これからハイキングに行きます。ロッジのすぐ前に登山道入り口あり。

実は、ここから「金北山」までの縦走路が素晴らしいと聞いていました。以前にはいつか歩こうと計画していました。今回やっと来られたわけですが、あれ?もし7時間も縦走した場合、戻って来られないじゃないか!ということに気づき💦縦走断念。ともかくドンデン高原を満喫しよう、となりました。

ロッジの前から20分ほど登ると、もうこの景色。ここは春~初夏にはお花畑になる花の山。なので5月だけはロッジまでバスで来られるようです(その他の時期はレンタカーかマイカーで来るしかないのだけれど)。9月下旬のこの時期はススキが海風に揺れて草紅葉の高原です。

午後遅めの時間帯だったからか、誰もいません。広い高原をヘッポココンビで独占してしまいました。

「ドンデン」ってどういう意味だろう。どうやら正式名称は「タダラ峰」というそうですが、頂の丸い山の意味「鈍嶺(どんでん)」に由来して「ドンデン山」だそう。確かになだらかで広い高原です。
あっ、あそこは「両津湾」。

この先は日本海なんだよね~と見とれております。

標高940m「尻立山」到着。

本当に誰もいませんので記念撮影もやりたい放題。

あっちに見える海は西側の海「真野湾」に違いない。とすると、東に両津湾、西に真野湾。なるほど、なんだか自分たちが海に浮かんでいる気分になってくる。

太陽が傾き始めているけれど、もう少し行ってみよう。赤い屋根の小屋と池が見える。なんだかスイスっぽいじゃないか、なんて言いながら。でも向こうは海。とすると、やっぱりここは佐渡。

あの小屋は避難小屋だそうです。そしてあの池は「ドンデン池」。

ちょっとしたガレ場を下りると池のほとりに到着しました。ベンチがあるので、ちと休憩。

夕食の前にお風呂に入りたいよね。とすると、そろそろ戻らなくては💦けれど、このススキ原のススキはまだ生まれたばかりで、穂がピンと伸びて艶々で、なんだか名残惜しいのです。

彼らもまた、右の海から左の海、左の海から右の海へと、吹き交う風を浴びて、夜には満点の星を仰ぎ、時にはずぶ濡れになりながら、この秋を暮らしていくのだな。西日が差すと益々美しい高原なのでした。

あ~海は青い。色んな山を歩いてきましたが、海と山、そしてまた海。そんな環境であることに感動してしまうのです。

宿に戻ってチェックインを済ませると、お部屋の窓から見える景色はこんなふう。この時期の夕日は、背面の山で隠れて見えませんが、朝日は海から昇るそうなので、楽しみです。

ドンデン高原の夜と朝
お風呂から上がって窓の外を見ると、なんと秋の雲。うろこ雲かな、いわし雲かな。空が広いことにも改めて、心が開かれる思いがするのです。

そして夕食は6時から。それが予想外に、というか本気ですごかったのです。なんと、外国人シェフがつくるフレンチのフルコース(すべてを撮影できなかったのが残念ですがデザートまで完璧)でした。山荘であることをすっかり忘れるほど、洗練された佐渡産食材の料理たち。なかでもお肉のローストは、真面目に、め~ちゃくちゃ美味しかった。
厨房の向こうにシェフの姿がチラリと見えました。思わず、「どうしてこの離島の山の上で?腕を振るうことになったんですか?」と聞いてみたくて、想像が止まらなくなりました。帰ってきた今でも、ずっと彼の横顔が気になっています。

そして、もうどうしよう💦ワインがすすんで仕方ない。しかもオリジナルラベルだぞ🍷。

満腹ほろ酔いになってテラスに出てみると、おお~夜景✨。星も出ていました。遠くの明るい光、もしや海の向こう、新潟の街の灯りなのでしょうか?残ったワインはお部屋で晩酌にしても良いですよ、ということで窓から海と空を眺めつつ🍷🍷いつの間にか夜は静かに更けてゆくのでした。

日の出の時刻にアラームをセットしていました。飛び起きると、東の空が燃え始めて、海まで赤く染めているではないですか。朝だ、朝ですよ~🌞

雲は厚めでありますが…、あっ!今日の太陽が姿を現してくれましたよ。

海には太陽へと続く道が出現しました。あの道を辿って行けば、光の国に行けるのだな!?

それにしても、朝日ってこんなに赤かったでしょうか。もしかして海が反射板になっているからでしょうか。なんとも幻想的な体験でした。

朝日を体じゅうに浴びた後、朝ごはんはバイキング。さあ、2日目、山を下りて佐渡島を巡ります。
Photo spot「あやめの桟橋」
ロッジの食堂のTVで写し出されていた場所。パンフレットにもあるけど、どこだろね?今回は行かれないかもと思いつつ、海岸線を走り始めた時、「えっ、ここじゃない?」と驚いて車を停めました。

佐渡島は真ん中がくびれた形で、くびれの東側がフェリーが到着した両津湾、西側が真野湾です。その真野湾の真ん中、海水浴場の砂浜海岸にある桟橋で、通称「あやめの桟橋」と呼ばれているそうです。約30mほど海に突き出ていて、割と幅広の橋なのに、なんだか怖い。けれどゆっくり先端まで歩いてみると、うわぁ~い/。

海岸沿いにはこんなモニュメントもあり、撮影スポットになっていました。おぉ~SADO vv

尖閣湾で船に乗る
ここから佐渡島の外海側の海岸線を北へと走り、本日宿泊予定の「二ツ亀」まで向かいます。その途中で、まずは佐渡屈指の景勝地と案内のあった「尖閣湾(せんかくわん)」に立ち寄りました。

すごい断崖絶壁の海岸線が広がり思わず「うわぁ~」と声をあげてしまいます。ここは「日本の渚百選」にも選定されているそう。

そして驚いたのが、海底まで透き通っているような海の美しさ。相変わらず台風接近が心配なお天気にもかかわらず、エメラルドグリーンの美しい色彩にちょこっと息をのみます。

そして、この船「海底透視船」です。尖閣湾をぐるりと巡ってくれると同時に、船室の真ん中の床がガラス張りになっていて、海中を見ることができるそうで、乗ってみました。

ここには無数のウミネコがいて、皆が何かを待っている?船が動き出すと、(ネコなだけに?笑)ミャーッミャーッと鳴きながらついて来る💦

実は船乗り場で「かっぱえびせん」が売られていて、ウミネコの大好物らしい。窓から投げると皆が一斉に奪い合うのです。で、この子。この子は長いこと窓際を動かず、何度も何度もおねだりしてきたのでした💦💦

ガラス張りの船底に魚が横切りました。何しろ水中の透明度がすごくて、海底の様子も良く見えました。

ゴツゴツの岩の間をくねくねと船が進む。およそ20分ぐらいのクルーズです。

そしてあの橋は、1953年の映画『君の名は』名シーンのロケ場所だったそうです(アニメの「君の名は。」ではなくて昭和の名作の方)。でも、えっ?なんでここで?ストーリーを知らずお恥ずかしいですが、ちょっとびっくりです。先日お亡くなりになられた岸恵子さんの主演映画とのことで、見てみなきゃ!。

海底まで見える透明度の高さに始終感動しきりでありました。

神宿る「大野亀」「二ツ亀」
尖閣湾のカフェで魚介ラーメンとイカカレーを食べてから、外海府の海岸線をドライブです。ずぅ~と海が見える。お天気がもってくれてよかったです。だんだん道は一車線が増えて慎重に行かねば。

時々集落があり、田んぼは稲刈りが終わっていました。そうそう、佐渡はお米の名産地でもあるのでした。ここに住まわれている人は一年じゅう海を見つめて暮らしているのですよね~。大自然の容赦のない厳しさと、穏やかな大らかさと、不便さも快適さも、全てを享受する暮らし。もし一年暮らしてみてください、と言われたら、できるだろうか…とあれこれ妄想しながら車は走る。。。

あれが大野亀。大野亀は海に突き出た巨大な岩山で、なんと一枚岩なのだそう。形が亀に似ているからそう名付けられたようです。標高167m、ふむふむ。※ここは6-7月には黄色い花ニッコウキスゲ(エゾカンゾウ)の花畑になるそうです。一面の花畑に青い空、ニョキっと聳える大野亀、絵になりますね~。

およよ、鳥居をくぐると登山道になっているぞ。いやいや、登らないでしょ?そのつもりはありませんでした。なのに、ちょっとだけ行ってみよう!なんて言い出すと💦結局登ることになるわけですな。

振り返ると、向こうに二つの島が見える。あれは「二ツ亀」。二匹の亀がうずくまっているみたいだから二ツ亀と呼ばれるそうです。今晩のお宿は画像右上端にちらっと見える高台のホテルです。

しかし、この登山道、短い距離とはいえ、なめてはならぬ💦急な斜面も岩場もあるわけで、足元気を付けて。ストックを持参して良かった。

しかしこの絶景はどうでしょう!帰りはず~っと青い海を眺めて下山することができます。

頂上に石灯籠あり。何だろう?どうやら地元では亀を神様と見なして「神宿る島」と信仰の対象であったのだとか。やだ!神様の背中に登ってしまいました💧

下山の急坂は足元が滑って怖い、何しろ道が草で覆われているわけで。ヘッポコ相棒は何度も立ち止まり、海を眺めておりました。

大野亀から車で5分ほどで「二ツ亀」到着です。今宵の宿は、この景色が望めるホテル「二ツ亀ビューホテル」です。まずは二ツ亀まで行ってみよう。

この日は二ツ亀まで砂洲の道ができていました。これは干潮時ならではで、満潮時には繋がっていないのだそう。だから満潮時は正真正銘の島。でもホテルの人の話では、最近はずっと繋がっているのだとか。なぜだろう。

ここは有名な海水浴場でもあり、これまた「日本の快水浴場100選」にも選定されているそうです。海水の透明度も美しい海岸。向こうに見えるのはさっき上った「大野亀」。二ツ亀に登山道はありませんでした。ホッ(笑)。

というわけで、本日の観光終了で、ホテルにチェックイン🎵
最北端「二ツ亀」の夜と朝
この日の宿は「二ツ亀ビューホテル」、キャンセルが出て直近に予約できたお部屋はホテルの外にある一軒家のログハウスでした。ログハウスにはテラスがあり庭の前からは海が見えました。到着後に雨が降り始めましたが、日没時刻にはこんな感じ。

太陽の姿は見えない、けれど雲が夕焼け色になり、日没時刻を過ぎると、水平線が赤く染まりました。

残照。。。猛烈に赤いではないですか!すでに太陽は沈んでしまったというのに。空に漂う水蒸気や雲のおかげで、より赤味が強く見えるのかもしれません。

黄昏時の夫。「もうすぐご飯だよ!」「うん、もうちょっと」って、何思うのやら💦

夕食は、海鮮づくしでありました!佐渡自慢の日本酒を頂きつつ、まったりと夜を過ごし、朝食には佐渡のソウルフード「いごねり」(海藻を練ったこんにゃくのような触感のもの)をショウガ醤油で頂きました。

夜中にしっかりとした雨になりました。ログハウスの屋根に打ち付ける雨の音が激しくなったり弱まったり…朝には上がりましたが、朝の空は一面雲に覆われて朝日には会えませんでした。だけど、やがて青みを取り戻し、水平線は今日も一直線。

世界遺産「佐渡金銀山」
さて最終日は、今日こそ、佐渡といえば「金山」!に行かねば。というわけで、二ツ亀を出て、びゅんびゅんと海岸線をドライブして、一大観光地「佐渡金銀山」へ向かいます。
その前にちょこっと休憩した、入埼海水浴場(キャンプ場)

シルバーウィーク中ですが人影なく、波音だけが聞こえる浜辺でした。そういえば、島では、雲は山から海へと流れるのだとか。あの雲、やがて海に溶けてくれるでしょうか。

というわけで昼前にようやく、2024年に世界文化遺産に登録された史跡「佐渡金銀山」到着です。

佐渡の「金山」、その存在はずっと承知していましたが、この度初めて坑道に入ることができました。そして、恐ろしいまでの執念による掘削作業や、過酷な労働の様子を目の当たりにし、胸が詰まりました。しかしながら、「黄金の島ジパング」伝説を支えた、我が国最大の金山であったことに深い感銘を覚えつつ見学をさせていただきました。

まずは江戸時代初期に掘削された「宗太夫坑」から入ります。

坑内に作業工程ごとのリアルな人形が設置されていました。動いたりしゃべったりします。

開削された坑道は、まるでアリの巣のように拡がり、総延長は何と約400kmに達するという。400㎞、それは佐渡~東京間の距離だそう。

こちらは明治時代の機械堀りの坑道「道遊坑」。

この時代になると鉱石はトロッコで運ばれたみたい。

近代化されているとちょっと安心したりして…。

佐渡金山のシンボルでもある「道遊の割戸」。上部のV字の部分は江戸時代に採掘されたそうで、内部は明治時代に。中から繋がっているのが見えるのかなと思ったのですが、危険立ち入り禁止になってました。

見学を終えると、坑内の寒さと外の暑さのギャップに、ふ~と大きなため息が出ました。
史跡「北沢浮遊選鉱場跡」
金山の近くにある「北沢浮遊選鉱場跡」(きたざわふゆうせんこうばあと)は、佐渡金銀山の鉱石を選別・加工していた場所で、近代(昭和期)の産業遺産とのこと。

巨大なコンクリートの遺構が残り、その迫力ある姿とツタに覆われた幻想的な景観から、「天空の城ラピュタ」の世界を思わせるスポットとしても人気を集めているということで、訪ねてみました。

夜間はライトアップされているそうでしたが、何しろ島の北端に宿泊したため見ることはできなかったのですが。

ここには金山の売店があり、そこで金塊に触ることができました。重さ12.5㎏、時価総額3億円以上だそう。

「北沢浮遊選鉱場跡」の隣に佐渡市指定無形文化財である「無名異焼」(むみょういやき)というと陶器の工房がありました。金山周辺で採れる無名異という赤褐色の土を用いた焼き物。旅の記念に購入しました!器を冷蔵庫で冷やしてビールを注ぐと泡が細かく立って美味しくなるそうです。やってみました!なかなか口当たりもよくてお気に入りv。

ぜひ訪ねてみたかった「佐渡金山」。ようやくこの目で見て、体感することができて、感慨深い体験になりました。
ウミネコと夕陽
2泊3日の〆は船旅です。なんと両津港のお土産物屋さんはものすごい人混みになっていて、きっとフェリーは満員だったのでは?すると約1500人。確かにそのぐらい人がいたかもしれません。
ジェットフォイルはずっと前から満席だったので、夕方4時ごろのカーフェリーで帰ります(車なしでも乗れる大型の船)。だけど2等席しか空きがなく、2等ってどんな場所?どうやらカーペット敷の大広間みたいな場所。勝手がわからず乗り込んだ時にはもう座る場所がないくらい。
荷物もあるしどうしよう?船内を彷徨うと甲板にたくさんのベンチがあり、皆そこに座っているみたい。なので、私たちも海風に吹かれまくって2時間半。
すると、佐渡島を離れるところからウミネコたちがずーーと後をついてくる。ミャーッミャーッ🎵

皆が「かっぱえびせん」をばらまいているせいなのか、なかなか貪欲なウミネコたち。しかし滑空スタイルは、かもめのジョナサンよろしく勇ましい。しばらく見とれておりました。

夕日が沈むのが見えるだろうか。東京では台風で大雨になっているそうですが、旅の間、昼間には降られずに助かりました。だけど厚い雲がたれこめています。

あっ、あの雲と、佐渡の山との間、あそこに日が落ちてくれるはず…。じっと待つ。

おっ、来ましたね、お日様は裏切らない。

甲板には大勢の人が詰めかけて、この日没の瞬間を、皆が目を凝らして見つめていました。

もうすぐ、佐渡島に陽が落ちる。。

そして完全に夕日が落ちると、空の雲が茜色に染まりました。海に響くウミネコたちの鳴き声を聞きながら、皆でこの幻想的な景色を見つめます。

そして、新潟港の灯が近づいて来たころ、空を焦がしていた茜色の雲が鮮やかな紅色に移り変わりました。甲板の手すりをしっかりと握り、ヘッポコそろって、旅の終わりをしみじみと心にしまったのでありました。

ありがとう佐渡
いやはや、長い旅でした。けれど、やっと佐渡島に上陸できたことに、ホッとしています。
何しろ(予約に手こずりはしましたが)思いがけず、山の上と海の際、両方に滞在できたことで、より一層、佐渡の自然に触れることができたことが嬉しかったです。そして、どこもかしこも、想像以上に海が近くて、人々が海と共に生きていることを実感しました。
この島の真ん中に金銀が眠っていたこと、それを400年かけて掘りつくしたこと、地球の不思議と人間のあくなき戦いの縮図もここにある。そんな壮大な歴史を垣間見れたことも感慨深かった。
そんなこんなを思いつつ、いつもとは違う体験の一部始終が良き思い出に刻まれました。帰ってからも、夢に見るのは、ウミネコ?ではなくて💦やっぱり波の音、かな。
ありがとう佐渡💗

