2020年がはじまりました。また今年もお正月の山へと出かけてまいりました。
ちょっぴり初富士🗻
今年もよろしくお願いいたします。
お正月は富士山に会いたい!2020年初歩きは都心からもほど近く気楽な日帰り低山登山、山中湖と富士山を臨む石割山(1415m)~大平山(1296m)ハイキングです。
今年初の富士山は天高く青空に溶けこんでしまいそうでしたが、それでも、そこに富士山があるのだ、同じ空気に包まれているのだと思うと、優しくてありがたい新年のスタートでございます。
山中湖畔の「石割山登山口」は赤い鳥居が目印で、山の中腹にある石割神社への参道入口でもあります。ここから長い長い階段を駆け上がってまいります。
新年早々、心臓やぶりの階段403段突破から、はりきってレッツゴー♪
ふーふー言いながら、お正月のお酒の冷めやらぬいつものヘッポコ相棒のリュックにつかまり403段突破すると、青空はこれでもか!というほど真っ青でした。
実は私ごとですが、年末に高熱を出す病に襲われて、でも何とか気力を振り絞り2019年の営業終了を迎えたのですが、終了と同時にまた新たな病に見舞われて、体調不備を抱えた年越しをしてしまいました。それでも約束の大仕事「帰省」は何とかやり遂げUターンしたものの、2020が始まっても相変わらず不調続き。。困ったなぁ~と寝たり起きたりしておりました。
するとヘッポコが、そうだ!体を動かせば気の流れが変わってきっと調子が良くなるハズだよ!とか言い出しまして💦そうかなぁ~と仕方なく不安を抱えたまま山へと参りました。
やはり体はだるい、でもそれが不思議なことに、歩けば歩くほど、身が軽くなるのは何故・・もしや、まさかの気の流れ改善?どうしたのでしょう(^^;)
ほどなく到着した「石割神社」。実はなんとここ、開運・厄除・無病息災、病を追い出してくれるすごいパワースポットなのだそうです。
この大きな岩は珍しいご神体だそうで、岩の割れ目を通ると病が消える?本当かな…
人が一人通るのがやっとの割れ目ですが、通り抜けてみると、ほほぉ~意外にもイイ感じ。3回まわるとさらに縁起よし!なるほどやってみる価値ありです(*^^*)
ご神体の大きな岩が不調を退治してくれたおかげ?なのでしょうか、神社で一休みしてからは、一気に山頂へと駆け上がることができました。
石割山山頂からは、富士の絶景が見えるハズ・・・。
むむむっ、素晴らしい青空なのに、この日(1月4日)の富士山は雲のベールをまとい、美しい稜線は白い煙に覆われて、頂が見え隠れ。
あっ、富士山!富士さま~♪会いにまいりましたよ~♪
雲はこれから富士さまを包んでしまうのかな?ちょっと待って。「石割山」山頂を後にして次の富士さまポイントを目指します。
どうやら少し前に積もった雪が溶けたようで、登山道は終始ぬかるみの中。急坂も多くロープを張った道が続きます。でも、なんだか調子が上がってきて、ゆっくりゆっくり前へ進め。
中継ポイント「平尾山(1316m)」到着。この日の全工程の中で、最も富士山が姿を現してくれた場所でした。山中湖の湖面は日差しを浴びてまるで魔法の鏡のようです。
富士の全貌が見えずとも、十分に空は広く、心地の良い空気に包まれて身も心も少しずつほぐれて行くような気がします。
実は体調がどうにもならぬ時は、ここで下山しようと約束していました。
なのに、あれ?もしかしたら行けてしまうかも!!富士山パワーかな?いや先ほどの大岩パワーかな?
スタートが遅くすでに午後、傾き始めた西日が体を温めてくれます。
富士山のシルエットが空にうっすらと描かれ始めると、たぶん行ける!そんな気力が満ちてきました(^^♪
やっぱり、あなたあっての私です。
初空にうかみし富士の美まし国(虚子)
次の目標「大平山」目指して縦走コース、行け行け私、Let’s go!!
なだらかな下り道、ススキの並木道には青空と白い雲。富士山はどんどん空の中へと溶け込んで行きましたが、太陽が残雪をきらきらと輝かせてくれていました✨
大平山山頂到着!ですが辺り一面雲に覆われて、この日の眺望は真っ白の世界となっていました。
でも、なぜか体調は上向いて、このところの食欲不振が一掃されたみたい。するとヘッポコ、今度はちゃんとバーナーも持ってきたし、鍋もあるんだ!(山行ではバーナー担当のヘッポコですが前回は痛恨の忘れ物のせいで山の中で大げんかになったのでした。なので今回は新年リベンジのヘッポコ)野菜とソーセージと卵を焼いて、カップラーメンで遅い昼食です。2020食欲復活❣
もしお天気に恵まれた日ならば、こんな素晴らしい景色を眺めながらお食事出来たハズ。心の目で見る景色はきっとこんな風。。。
(↓山中湖観光協会さんのサイトより)
大平山からは一気に山中湖畔へと下山します。無口な落ち葉を踏みしめて、枯れ山の道をサクサクと順調に進みます。
本当は左側には富士山が見守ってくれている筈ですが、たとえ姿が見えなくても、富士山パワーは衰えず。
そもそも登山スタートがお昼前というスローペースでしたので、下山はもう夕方。日差しが陰ると寒さの沁みるお正月です。
富士山は控えめだったけど、それでも歩いて良かったね。なんだか体調も回復してきたし!だろ~やっぱり運動して気の巡りが良くなったんだよ!なんてノー天気な会話をしながら湖畔に到着すると、思いがけないお出迎えを受けました!
なんと白鳥です!!山中湖にはあの遊覧船の白鳥ではなくて、本物の白鳥が住んでいるのですね!しかもこんなにたくさん、握手できるほど近い(@_@。
水辺に近付くと一羽の白鳥が近づいてきて話しかけくれました。何?なになに??
はじめまして、こんにちは。あのね、私たちに会えたのはとってもラッキーなのよ!ご存じかしら?私たちが幸運の鳥だってこと。
えっ!そうなんですか?!
そうよ!もしかしたら、今年のあなたたちをうんと幸せにしてあげられるかもしれないワ♪だから忘れないで!私たちのこと。約束よ♪
やたらとフレンドリーでずっとそばに居てくれて、あれこれ近くで話かけてくれたりして、こんな初体験、もうれつに感謝感激💓です。
白鳥たちとはとても別れがたく、しばしの時間を共にして、その後もドキドキしながら帰路につきました。夢でも会えそうなぐらいです🦢🦢🦢
2020年の初登山は、富士山絶景🗻とは参りませんでしたが、それでもありがたいパワーを頂いて、思いがけない出会いも果たすことができました。多少の無理を押してのハイキングでも本当に行って良かった!です。
何しろ、山のお天気や景色は思い通りにはいかぬことばかりです。それはまた今年もはじまる人生と同じ。だから今年もひたすらに歩いて行こう。立ち止まってしまうことなく、そうそう、ゆっくりでも歩くことさえできればきっと、予期せぬ出会いやまだ見ぬ体験が待っていてくれますね(*^^*)
不調の中での幕開けではありましたが、おかげ様でやっと身も心も新年のスタートへと追い付いてきたような気がいたします。
本年もどうか良い年になりますように