今年は例年にも増して、早々に暑い暑い夏が始まりました。やだもう低山は無理。6月下旬の週末、涼しい渓谷歩きに行きたいわワ!と思い立ち、こういう時はやっぱりここ!御岳山ロックガーデンに涼みに行ってきました。
実は、本当は、清里の&吐竜(どりゅう)の滝&川俣川渓谷歩きを計画していたのです。
しかし、清里という優しい響きに油断してスタートで出遅れ、高速道路が大渋滞!とても日帰りできそうになく、すったもんだの協議の末、八王子インター突破前に行先を変更することに💦なりました。
で、こういう時は、原点回帰。夏の渓谷と言えばの、「御岳山ロックガーデン」なのだ。
夫婦で山歩きをするようになり十数年が経ちますが、たぶん、山にはまり始めたのは、この場所からだと思います。ここを歩いてから、次にどこ行こう、もっと遠くへ、もっと高みへ、そしていつしか山ノボラー夫婦となったのでした。
御岳山(みたけさん)は、東京都青梅市、奥多摩山域にあります。何しろ近い。行きは余計なロスタイムを使ってしまいましたが、都心から2時間もかからずに行ける天然のオアシスです。
標高900mほどの山へはケーブルカーで登れて、ハイキングコースに難しい場所はなく、トレッキングポールいらず、トイレの心配もなし。しかも、ロックガーデンと呼ばれる渓流エリアでは、天然クーラーの中に浸れます。
だから、行くのだ(^^v

というわけで、お昼近くに到着になってしまいましたが、まずはお馴染みのケーブルカーで、サクッと標高を上げて頂きます。
ケーブルカーを下りるとこの景色。空は青く、木々は緑を輝かせ、下界よりちょっとだけ涼しい。

御岳山は古くから山岳信仰の場所であり、山頂には「武蔵御嶽神社」が鎮座しています。

参道を歩くとビジターセンターがあり、そこで綺麗なトイレを使わせて頂き、ハイキングマップをもらってスタートです。宿坊のある集落を抜けてお土産物屋さんを通り抜けると、階段。この上が御岳山山頂&社殿です。

ハイキングコースはこんな感じ。今回も赤色のルートを時計回りに歩きました。(所要時間は、歩き約2.5時間+休憩約1時間=滞在時間約3.5時間)
※滝本駅駐車場→ケーブルカー→御岳山駅→御師集落→武蔵御嶽神社→七代の滝→天狗岩→ロックガーデン(約1.5キロのオアシス歩き)→綾広の滝から山道をぶらぶら歩いてケーブルカー駅へ戻ります。

神社の階段脇からハイキングコースが始まります。もういきなり、こんな森の中。久しぶりに大自然に包まれて、足取り軽いヘッポコ相棒です。

トレッキングポールは不要です。が、実は夏に海外遠征ハイクを予定しておりまして💦小さく折りたためるポールを買ったので、使い方の予習!そして、スカートタイプのパンツを新調しました(ウフッ💙)

まずは「七代の滝(ななのよたき)」を目指して急坂を下ります。(かなりの急坂のため、逆回りのコースではここを登ることになるので、気楽なハイクには逆回しは避けた方が良いかなと思います)

下っても下っても水の音がしなくて不安になってきた頃に、滝に到着!!
とにかく涼しいです。毎回ここで岩場に座って汗が引くのを待っています。本当に涼しい。

涼むついでに自撮り棒の練習もしました(*^^*)v

そして、滝つぼからは、こんな鉄の階段を上ります。

結構長い階段ではありますが、手すりがあるので大丈夫。山道を登るよりもうんとラクチンです。

登りきると、こんな素敵な道を歩けます。滝で汗が引いたので、木の葉を揺らす風が気持ちいい。

ほどなくして、ロックガーデンに到着です。

ここからの道はずっと渓流沿いを歩く道。この沢は御岳沢の源流部なのだそうで、とても清らかな冷たい水がサラサラと流れています。

そして、背の高い木々がまるでドームのように天井を覆っているので、渓流が冷やしたマイナスイオンたっぷりの空気に包まれるのです。

様々な岩が出没して、足元は苔むす道。神秘的であり(いつか行けるのかどうかわからないけど)まるで天国!

水はヒンヤリと冷えてます。タオルを浸して顔や手を拭いたりすると、とにかく気持ちよすぎるでしょ~!だから何度も休憩してしまいます。できればこのドームから外へは出たくない。

途中に東屋があります。トイレもあります。ここで休憩されている方が多いようです。

私たちは、もう少し沢に近い場所を探してカップラーメンタイムにしました。

たっぷり休憩した後は、巨岩の間を抜けて、さらに神秘的な苔の道を堪能します。

飛び石を渡ったり、

巨大な奇岩に圧倒されたり、

などなど楽しむうちに、あっという間にロックガーデンの終点「綾広の滝」に到着です。

いやだ、まだこのドームから外へ出たくない。というわけで、ここでもひたすらに粘って、滝を見つめて、なぜだか手を合わせました。どうやらここは滝行ができる場所でもあるらしく、宿坊には滝行プランというのもあるそうです。ふむふむ。

滝から少し登ります。上から見る滝も、厳かな感じで、なかなかに一興であります。

そして滝から離れると、ここから、ケーブルカーの駅へと戻る道は、歩きやすく平坦な山道です。あっという間に到着してしまいそうで、もったいなくて、渓流の音を聞きながら、できるだけゆっくりと、ぶらぶら歩いて戻りました。

というわけで、暑くてどうにもならぬ日は、やっぱりココなのです。水音を聞きながらゴロンと寝そべると、天井はこんな感じです。色んな鳥の鳴き声はまるで子守歌。

緑色って、太陽が作った色なのだよね~とか?いや水が作った色なんじゃない?とか??、土と緑と水と、そして太陽と青空があれば、人間はこんなに癒されるのだということを、いつもながら、やっぱり山で味わっています。
実はここ、ずっと以前より、ぜひ初詣に来たい山であります。宿坊で泊まって「日の出山」山頂から、大東京の街に昇る朝日を見てみたい。ということは夜景も見えるわけで、ぜひそのうち、そんなことを計画してみたいなと思います。(どうやら初日の出の宿坊は予約が取れないらしいけれど…いつか💦)
まだまだ、山でやりたいことは色々ありますが、足腰を労わりつつ、のんびりゆっくり、ぜひまた戻ってきたいと思います💗