スイスアルプス💗ハイキングの旅!12日間ダイジェスト

2025スイスアルプス

7月中旬~下旬の12日間、憧れのスイスアルプス、ハイキングの旅を決行しました!

自称山ノボラーとして、国内のあちらこちらを歩いてきた私たちヘッポコ夫婦も60代突入。この先は、いつまで元気に歩けるかわかりません。だから、夫の還暦を機に、思い切って、「いつかはスイス」ではなくて「今こそスイス」を歩くことにしました。

まず、こちらの記事では、全行程のハイライトを一挙に並べてみました。もちろん山ノボラーなので、各ハイキングコースや、せっかくのスイスだから麓の町の様子も、別記事を書くとして(^^;)、何しろ長い旅、一体どんな旅したの?をサクッと!(いや長いですけど💦)

計画あれこれ

ユングフラウ三山やマッターホルンを眺めながらハイキングをしたいなので、素敵なハイキングコースをピックアップしつつ、行きたい景色を優先して滞在場所を検討しました。※でもさ、モンブランはどうなるの?それフランスだしな~次回だな(次回?)となり、今回はスイス満喫だ!

②サンモリッツまで足を伸ばすか?につていも悩みましたが、どうせなら、かの有名な「氷河特急」にも乗ってしまおう!だったらサンモリッツからラーゴビアンコ沿いの絶景コースも歩いちゃおう。

③マイペースな私たちには団体旅行やガイドツアーは不向き。なのでいつものように二人旅。色んなアプリを駆使して、とにかく気ままな個人旅行で行きました。(とはいえ、旅程の相談やエアチケット、ホテルの予約など個人旅行専門の会社に依頼しました)

そして、チューリッヒ国際空港から鉄道で巡った行程はこんな感じ。スイスは九州ほどの大きさしかないらしいですが、グルリと真ん中一周、長い旅でした。

宿泊地は、チューリッヒグリンデルワルトツェルマットサンモリッツです。

行程と便利なアプリ&交通チケット

◆大雑把な旅程

・1日目:成田~直行便でチューリッヒ
・2日目午後:グリンデルワルトへ鉄道移動
・3~5日目午前:グリンデルワルト滞在
  (アイガー北壁・ユングフラウ眺望ハイク)
・5日目午後:ツェルマットへ鉄道移動
・6~8日目午前:ツェルマット滞在
  (マッターホルン眺望ハイク)
・8日目午後:氷河特急でサンモリッツへ移動
・9~10日目:サンモリッツ滞在
  (ベルニナ沿線ハイク)
・10日目夕方:チューリッヒへ鉄道移動
・11日目:チューリッヒ~フランクフルト~羽田
・12日目:帰国

◆絶対便利なアプリ

・スイス国鉄公式アプリ「SBB Mobile」:あらかじめ購入したスイストラベルパス(乗り放題のオールインワンチケット)のQRコードをスマホに入れておけば、あとはこのアプリで路線や時刻表を調べるだけ。何しろ何番ホームかもわかる。

・ハイキング用GPS「Switzerland Mobility」:登山鉄道やケーブルカーを下りて、さっ歩こうと思った時に起動するだけで現在地と多彩なハイキングコースがわかる、日本国内の山にもぜひ欲しい頼もしいGPSでした。

・スイスのお天気「MeteoSwiss」:刻々と変わるお天気がわかります。天空ハイクには必須のアプリ。しかし温暖化の影響か、旅の間、何度も雨に打たれました。ただ一日中降り続くことはないのが日本と違うところかな。

◆乗り物チケット等

大きな移動日はスイストラベルパスをあらかじめ購入しておきました。そしてゴンドラやケーブルなどハイキング移動は、グリンデルワルトではユングフラウパスを購入(バスやユングフラウヨッホへの鉄道は別料金)、ツェルマットではパスよりも安上がりになりそうなのでその都度自販機購入(スイスパスを見せると半額になったりします)。サンモリッツでは2泊以上するとホテルで交通カードを貸し出して頂けてベルニナ線もゴンドラも無料でした。

【チューリッヒ】へ、イザ🛫

成田からスイスエアラインの直行便が取れました!しかも長旅を考慮し奮発して、人生初のビジネスクラスだぞ。搭乗後にはウェルカムドリンクで乾杯🥂。いよいよ出発です。

豪華なコース料理の後フラットシートで熟睡すると、まもなくチューリッヒ空港着。飛行機はスイスの空をするりと旋回して空港へ。空港からチューリッヒ中央駅まで10分足らずで到着です。空港と街が近いって便利。駅前のホテルに宿泊。

スイスは日が長い。夕焼け時刻ではありますが、もう夜の9時。

旅の2日目、昼の列車でグリンデルワルトへ移動しますが、その前にチューリッヒの街を散策へ。雨でした。

駅からまっすぐ伸びる道はバーンホフ通り(バーンホフは駅という意味だから駅前通りって感じかな)。

街中を縦横無尽に走るトラム。交差点で右へ左へと曲がるトラムが一台通過する度にレールを何かしているようで、右へ?左へ?とレールの連結を手動で変えるのかな??この人が気になって…。

チューリッヒ発祥の地と言われるリンデンホフの丘。公園になっています。大きなチェスがありました。

リンデンホフの丘は高台。グロスミュンスター大聖堂が見える。その先はチューリッヒ湖

可愛いらしくてそそられる街並み。この旅の最終日にもう一度ここに戻るのです。そしたら乾杯しようね、と約束して。

駅前から歩いて3-40分でチューリッヒ湖です。雨なのが残念。さて、ホテルに戻って荷物を持って大移動の開始です。

チューリッヒから途中インターラーケン・オストで乗り換えて約3時間弱でグリンデルワルト着。鉄道移動に緊張しましたが案外ラクチン。観光客が多いけど程よく空いているので必ず座れる。

【グリンデルワルト】滞在(ユングフラウ三山眺望ハイク)

アイガー北壁が目の前に迫る、アイガービューの街。標高1000mの小さな街グリンデルワルト。ここに3泊して、アイガーはじめユングフラウ三山ビューハイクを楽しみました

夜明けにアイガーを月が照らす。この垂直にそそり立つ北壁が、多くの登山家を魅了してきたのですね。

旅の3日目、ようやくハイキング出発です。

まずは、アイガーはじめユングフラウ三山を望む、爽快王道ハイキング

ユングフラウ三山。左から、アイガー・メンヒ・ユングフラウ。ちょこっと雲がかかっていますが、素晴らしい絶景でした。

あっという間に歩けてしまうことがもったいなさ過ぎるほど、のっけからテンション上がりまくり。爽快で雄大で素晴らしい景色を堪能。

とにかく山が違う、空気が違う。迫力のある険しい山並みなのに辺りは広大で大らかで、小さな花々が可憐に風に揺れている。

ハイキング道はあまりにも美しく、息があがることはまるでなし。景色の中をスキップして行こう!という感じ。

クライネシャイデックから登山鉄道を乗り継いで

【トップオブヨーロッパ「ユングフラウヨッホ」展望台】

標高3454m。ヨーロッパ最高地点の鉄道駅にある展望台。アイガークレッチャー駅からの鉄道は別料金でありますが、ぜひ行きたい!というわけで、長ズボンにダウンを着込んで極めました☺v

「スフィンクス展望台」から外に出ると、ユングフラウ、メンヒが迫りくるハズでしたが、ちょっと雲の中。

長い氷の宮殿には随所に氷の彫刻があったりして、ツルツル滑りながら楽しめます。

アレッチ氷河!が見渡せました。23キロに及ぶというアルプス最大の氷河です。見事!

メンリッヒェンからの爽快ハイクとユングフラウ展望台の記録詳細を書きました➨こちら

旅の4日目は、少し長く歩こう!というわけで、グリンデルワルトから約30分登山バスに乗り、グローセシャイデックの峠からアイガー稜線眺望のパノラマハイク。この道は歩く人がとても少なくて、お気に入りの道になりました。

すごい迫ってくるようなヴェッターホルンを背中にアイガー北壁の稜線を望みながら歩くパノラマウォーク。牧草地なので、牛さんと何度も出会います。

道を牛さんが塞いでいる場合が多々あるのですが、どうしよう。意外にも人に慣れているのか動じることのない牛さん。失礼します。

アイガーの鋭い稜線と高原の草花。

昨日の道とは少し違う、険しい山々の麓であるにも関わらず、牧歌的で長閑で、癒される道。

斜面には高山植物が咲き乱れていて、滝があったり川を渡ったり、マーモットの聖地を通過したり、ワクワクが次々と現れる素晴らしい道でした。

フィルスト到着後、クリフウォークを通って、雪解け水の湖バッハアルプゼーを往復

クリフウォークは大人気。というのは、どうやら、韓国ドラマ「愛の不時着」の聖地だそうで、韓国からの観光客で大混雑のため、先端まで行くのを諦めました。

バッハアルプゼーは、二つの湖でできています。ちょうどワタスゲが美しい時期で、アルプスの山々を映す湖面も美しい。

本当はさらに足を伸ばす予定でした。が、突然に雲行きが悪くなり、この後は雨が降り出してしまい、急いでフィルストへ戻る。

◆グローセシャイデック~フィルスト~バッハアルプゼーの詳細記録書きました➨こちら

フィルストからグリンデルワルトの宿へゴンドラでゆらゆらと下りて、この日はレストランでスイス料理を堪能。二人の紳士が道の真ん中でホルンを奏でいました。うふっ。

旅の5日目は、午後からツェルマットへ移動して、その足で楽しみにしていた山岳ホテルに泊まります。

でもその前に、グリンデルワルトとの別れを惜しんで、初日に行ったメンリッヒェンへもう一度。初日はお天気の都合で山頂へ行っていなかったので、ちょこっと登ろう(片道15分)。

山頂からは、ユングフラウ三山(左からアイガー・メンヒ・ユングフラウ)が間近に見えるのです。30分近く雲が消えるのを待っていたのですが、三つの頂が並んで見えるのが精いっぱい。でも、満足!

グリンデルワルトの駅に戻り、預けていた荷物を受け取って、ツェルマットへ移動

グリンデルワルトからツェルマットは、インターラーケン・オスト、シュピーツ、ヴィスプと3度の乗り換えがありました。スイスの駅のホーム間移動は階段だけじゃなくてスロープがあり、大きなスーツケースを押してスロープ移動。なのに、予定していた乗り継ぎに失敗!でも大丈夫、アプリで再検索!

【ツェルマット】滞在(マッターホルン眺望ハイク)

名峰マッターホルンの麓街、19世紀から山岳リゾートとして栄えた標高1600mの街ツェルマット。ここに3泊して、色んな角度からのマッターホルンを楽しみました(1泊は天空の山岳ホテル)

鉄道でツェルマットに到着後、翌日と翌々日に泊まる街のホテルに荷物を預け、一泊分の用意を持って、ゴルナーグラート鉄道に乗りリッフェルベルグへ。

この日の夜は、標高2582mリッフェルベルグにある極上山岳ホテル「リッフェルハウス1853」に宿泊しました。

なんとここ、マッターホルンが目の前に。私たちのお部屋はマッターホルンビューなのだ~💗

この日は雲一つない絶景のマッターホルン‼夕食の前に、お部屋でビールを開けて、マッターホルンに🥂!

夕食はレストランで素晴らしいコース料理でした。日本からの旅行者も何組かあり、さすが有名なホテル。ジャグジーもあり、夫は夕食前に楽しんだ様子。

夜、マッターホルンが満点の星空に包まれました。画像よりもうんと、素晴らしい夜空でありました。

そして朝、マッターホルンを朝日が照らします。モルゲンロート!!

少しずつ赤くなるテッペンを、二人揃ってず~っと眺めながら、新しい朝を迎えました。(マッターホルンの絶景、動画付き別記事➨こちら)

旅の6日目は、早々にホテルをチェックアウトして、皆が鉄道で登って来る前に、誰もいないだろう逆さマッターホルンを目当てに、湖へと急ぎました。

ハイキングコースには誰もいない。マッターホルン二人占め気分。ゆるやかな登りの道を歩きます。天空のコースは縦横無尽にあるようでGPSを何度も確認しつつ、湖を目指す。

とにかく、あまりにも素晴らしい景色!感動し過ぎて胸がいっぱいで、溢れそうです💗。一歩ずつ、一歩ずつ、ゆっくり行こう。

今日も先端を目指すクライマーがいるだろうか。この人生じゃ無理だけど、生まれ変わったらいつか?💦

実はこの後マーモットに遭遇し、必死にカメラを向けた結果は後ほどの記事にて。

で、ほどなく到着、ウンターリッフェルゼー。やりました!静かな水面にマッターホルンがくっきり浮かぶ。

すると若い日本人カップルが駆け足でやって来ました。おかげでお互いに撮影会。そして、あの小岩に乗ると自分たちも逆さになるって事前調べで見知っていたこともあり、若夫婦にも教えてあげて、こんな写真も撮りっこしました!うふっ💗ありがとうございます。

もう一つの湖リッフェルゼー。ここではすでに朝早い列車で登って来た観光客がチラホラ。ここは、ワタスゲが見頃で、絶好の撮影ポイントでもあります。

凛々しいマッターホルン!

リッフェルゼ―からローテンボーデン駅に上がり、ゴルナーグラート鉄道で一駅の展望台へ。

ゴルナーグラート展望台

ここにも山岳ホテル「3100クルムホテル・ゴルナ―グラート」があって、展望台はこの奥、標高3131m。4478mのマッターホルンの雄姿が見事。

左の端はゴルナー氷河、左側の山群はモンテローザ(4634m)で、正面はリスカム(4527m)、まん中を流れるのはグレンツ氷河。マッターホルンを始めアルプスの高峰が聳え立つ圧巻の景色。

ゴルナーグラートを堪能した後は、さらに高みにある展望台へ向かいます。

ゴルナーグラート→鉄道でリッフェルベルグ→ゴンドラでフーリ→ゴンドラで一気にマッターホルングレイシャーパラダイスへ。

マッターホルングレイシャーパラダイス

そびえ立つ岩場をギリギリで登っていくゴンドラがスゴイ。

標高3883マッターホルンに最も近い展望台にはキリストの十字架。眼下は雪と氷の世界。

ゴルなーグラートとは反対の方角からマッターホルンを望みます。

さっき見たマッターホルンとはシルエットが違う。さっきの裏側から見た姿。どっちが表裏はわからないけれど、もちろんマッターホルン!

ゴンドラでフーリまで戻り、この後はツムジーブラッテンの村の中を歩いてツェルマットの街へ戻りました。(標高1800~1600m平坦な道を約1時間)

◆絶景マッターホルンビューハイク~グレイシャーパラダイス詳細記録書きました➨こちら

旅の7日目、天気予報アプリでは午後には雷雨なるらしい。しかも予定していたロートホルンまでのロープウェイが工事中。思案した結果、午前中に、最もマッターホルンの姿が美しいと噂のスネガへ

ツェルマットから地下ケーブルでスネガへ。スネガには、スネガ・パラダイスという展望台があり(標高2288)そこから眺めるマッターホルンは少し角度が違って、そびえ立つ尖峰が最も美しいのだと。

なるほど。

スネガからゴンドラで一駅登りブラウヘルトからハイキング開始。

緩やかな道を進むと、ほどなく山上湖ステリゼーに到着。ここでは湖面に映る尖峰の美しさが有名ですが、間もなく雷雨ということで小波がシルエットを小刻みに揺らしていました。

フルアルプ小屋へ向かう途中のステリゼーとマッターホルン。あっ、雲が。。

フルアルプ小屋

フルアルプ小屋で休憩した後は、左側に氷河が見えると聞いて、地図にない尾根道を歩くことに。マッターホルンがいよいよ雲に包まれる。本当は、スネガではなくリッフェルアルプまで歩きたかったのですが、雷が鳴り始めてしまいました。

スネガの駅へと急ぐ途中、やはり雷と雨。急いで上下ゴアテックスの雨具を身に着けて一目散に歩いていると、ターコイズブルーが目に飛び込んできて、あれはたぶんMosjesee(モシェ湖)氷河の水が砂を運んで流れ込んで乳白色になっているらしい。

ずぶ濡れでスネガに到着し、ツェルマットのホテルに戻ってシャワーを浴びて街なか散策しているうちに、雨があがりました。夜はツェルマットの街でチーズフォンデュ💛

◆美シルエットのマッターホルン・ビューハイクの詳細記録書きました➨こちら

旅の8日目は移動日ですが、午前中に昨日行きそびれたリュッフェルアルプへ。ゴルナグラード鉄道で登ってみました。ここにも山岳ホテルがありトロッコがお出迎え。

マッターホルンは雲が包み隠していましたが、ちょこっとハイジ気分を味わって(^^♪

午後は「氷河特急」でサンモリッツへ移動!

【氷河特急】でサンモリッツへ

氷河特急は、ツェルマット~サンモリッツまでを結ぶ特急列車です。しかし時速35㎞、世界一遅い特急。というのも、食事をしながら車窓からの景色を存分に楽しんでもらおうということらしい。

ツェルマットからの座席予約ができなくて、途中駅ブリーク~サンモリッツに乗車しました。

一等車両。渓谷や氷河、豊かな景色がゆるやかに移り変わります。

ビールもワインも豊富なメニューがあり、お食事はサラダ+メイン+デザートまで、ゆっくり時間をかけて味わいました。(車窓の景色もまた別記事にて)

名所ランドヴァッサー橋。残念ながら座席が反対側でこんな感じですが、リベンジのため、最終日にチューリッヒへ移動する際に、この橋を通る列車に乗ることにしました。後ほど。

◆氷河特急乗車体験記は➨こちら

夜9時頃にサンモリッツに到着し、ホテルへ直行。

【サンモリッツ】滞在(ベルニナ沿線ハイク)

サンモリッツはグリンデルワルトやツェルマットと違い、ブランドショップが立ち並ぶ標高1800mの高級リゾートな街。とはいえ、山岳リゾート。登山鉄道ベルニナ線に乗って、ベルニナアルプスの眺望と沿線の氷河、美しい湖ラーゴビアンコ沿いのハイキングを楽しみに、ここに2泊しました。

旅の9日目は雨のスタート。どうしようかとまた協議の末、湖畔歩きで様子を見ることに。

ホテルからトコトコ歩いてサンモリッツ湖へ向かい、湖畔の道をシュターツ湖まで。しっかり降ってくれるので、上下ゴアテックスの雨具で傘もさして。

湖を過ぎると林の中を歩きます。もし晴れていたら、きっと素敵な散歩道でしょう。

雨が上がってきたので、ポントレジーナ駅からベルニナ線の列車に乗って、ベルニナ・ディアボレッツァ駅へ。ここからディアボレッツァ展望台行きのゴンドラに乗ろう。

駅に日本語の看板が!どうやらベルニナ線は箱根登山鉄道と姉妹提携しているのだとか。

ディアボレッツァ展望台

雲の上は晴れ!あちこちで氷河を見てきましたが、ここが最も間近に見ることができ迫力満点でした。

ピッツ・ベルニナとペルス氷河 圧巻!大満足。

◆雨の散歩道から圧巻の氷河「ディアボレッツァ展望台」へ!詳細記録書きました➨こちら

旅の10日目は、夜までにチューリッヒに移動せねばならない日ですが、サンモリッツにも晴れ間が戻り、出発を遅らせて、どうしても行きたかったベルニナ沿線ハイキング行くことに。

サンモリッツからイタリアのティラーノを結ぶ列車ベルニナ線。沿線は大半が世界遺産、氷河やラーゴビアンコなどの美しい景観が見どころ。ビアンコの駅オスピッツィオ・ベルニナで降りて歩きます。

イタリア語で「白い湖」というラーゴビアンコ。湖畔をゆっくり回り込むように歩きます。

時々ベルニナ線の列車が通過して行きますが、牛さんたちは食事に夢中。

アルプ・グリュム駅を見下ろす場所に小屋があり、線路がくるりと回る姿を捉えました。

おもちゃの列車みたいで、ワクワクしてしまった。(動画も撮影したので別記事にて!)

◆ラーゴビアンコ魅惑の湖畔からベルリナ沿線ハイク!詳細記録書きました➨こちら

アルプ・グリュムからベルニナ線でサンモリッツに戻ると、ようやく美しいサンモリッツ湖に会えました。

サンモリッツは坂道の街。

最後に、セガンティーニ美術館でアルプス三部作を目に焼き付けて、チューリッヒへ移動。

再びのチューリッヒ~帰国

サンモリッツからチューリッヒに向かう途中「クール」という駅を通る列車は氷河特急で見落とした「ランドヴァッサー橋」を通ります!その経路の列車に乗ることに。すると、やった、絶景キャッチ。

そして夕方6時過ぎ、チューリッヒに戻って来ました。最初の日に泊まったホテルで、おかえりなさい♪

まだまだ明るい街を歩いて、夕食はどこにする?

ここは王道といきますか?来る時にスイスエアラインのCAさんにもおススメされたスイス料理店「ツォイクハウスケラー」。オリジナルビールにスイスワイン。暗くなるまでスイス最後の夜をゆっくり味わって。

旅の11日目の朝は、空港へ向かいます。たくさんの思い出が消えてしまわないように、何度も胸に手を当てて、ヘッポコ相棒と二人で「あそこは良かったね」「あの時どうだったな」とおしゃべりしつつ、ありがとうスイス!

なぜだか重くなったスーツケースを転がして、空港へ!

◆スイスアルプスの旅(街あるき編)書きました➨こちら

帰りはルフトハンザ航空にてフランクフルト経由で羽田へ。

旅の12日目、目覚めると窓から富士山。日本に戻ってきてしまったのだと、寂しいような嬉しいような、長い長い旅が終わりました。

おまけ(旅のあれこれ)

◆スイスの気候(7月中旬~下旬)

温暖化とはいえ、やはり涼しい。チューリッヒは標高400mほどですが、それでも朝晩は上着があると良い。ただ、標高1000m以上でも、どこの街でも日が照ると日差しは熱い夏です。

ハイキング中は、インナー+長袖Tシャツに半袖シャツの重ね着、さらにウィンドブレーカー&ジャケットを着たり脱いだり。展望台はダウン必須。雨の日はゴアテックス(雨具)も。

乾燥しているので、手指がカサカサになりました。時々手袋も必要。ただ、日本ではうねって癖が出る髪はスベスベに。

言語

国鉄の駅はもちろん、ケーブルカーでもロープウェイでも、レストランでもホテルでも英語が通じます。怪しい片言英語と、夫の一応ましなヘッポコ英語で旅行中に問題はありませんでした。レストランメニューや看板には英語表記のない所もありますが、その場合はグーグルのカメラ翻訳アプリで!

◆トイレ

心配していましたが、ウォシュレットがないだけで日本と同じ。駅や電車、山岳エリアのトイレもキレイ。トイレットペーパーもちゃんとある。

coop

どこのホテルにもミニキッチンが付いていて、バルコニーにはテーブルと椅子が用意されていたこともあり、夕食は一日置きにcoopで調達しました。どの街にもあるcoop。美味しいのは、ワイン、パン、チーズ、ハム、果物、スープ。日本食としては、おにぎりやお寿司もありましたが、お味はちょっと…。やっぱりチーズとパンとワインだな!

◆電車

時刻通りに来ます。程よく空いていて、座れないことは無いし、旅人たちは助け合って親切。ちなみに、どこの駅にも改札口はありません。車内で車掌さんが検札に回ってます。

◆ハイキングについて

初めてのスイスで個人旅行ということもあり、色んな雑誌やサイトを参考にしました。長旅だし、毎日歩くので、ハイキングコースは、とにかく緩やかな天空散歩コースにしました。どこでも標識多数、手元のGPSが読めれば迷子の心配もなし。色んなアプリがしっかりしているので、街歩きも交通もとても便利でした。スイスは、それぞれの自由気ままな旅に適しているなと思います。

◆スイスの人たち

とても笑顔でフレンドリーな人もいてホッとしますが、おおむねシャイな人が多いのかなという印象です。はにかむような笑顔が印象的で、真面目で親切。ちょこっと日本人っぽい感じ。ただ、スーパーのレジはたまに少しだけ怖い。もたもたしていると、時々叱られているような気分になりますが、間違わないように指示してくれているのだと思えば感謝。

とにかく世界中から旅人がやって来るスイス。ハイキングコースですれ違った時には、「ハイ!」「ハロー!」と皆が笑顔。ちょっとテンションあがりました(*^^*)

※忘れたくない旅の記録各ハイキング編、街歩き編、掲載中💗➨https://howamowa.com/?cat=25