11月後半の三連休、奥多摩の紅葉が見ごろらしい、と耳にして、ならばちょこっと出かけてみようということになったわけですが、とはいえ相変わらず私の膝と腰は良くないわけで、そういうときは「御岳山(みたけさん)」!
思えば、まだ訪ねたことがなかった山「日の出山」のことが気になっていました。ハイキングルートを見ると、下山ルートの先に「つるつる温泉」。なんとこの温泉の効能に、変形性膝関節症、腰痛、五十肩とありました。私の痛み全部に効能あり。それはぜひ、行かねばならぬでしょう💖
ということで、11月23日祝日、ヘッポコ相棒とともに(今回は起点と終点が違う場所なので電車に乗って)出かけてきました。
アクセスとハイキングルート
◆電車でアクセス
行き 新宿からJR特別快速「ホリデー快速おくたま」に乗車し、青梅で乗り換えて「御嶽」駅下車(所要約1時間半)。御嶽駅からバス5分でケーブルカー滝本駅。紅葉シーズンのバスは次々とやってくるので安心。ケーブルカーも次々と順調に乗車できます。何しろ都内の自宅から約2時間で別世界到着(^^)
帰り つるつる温泉からバスで武蔵五日市駅へ!温泉の敷地内にバス停あり。本数は少ないけれど、時刻表を見てから温泉に入れるので安心でした。
◆歩いたルートはこちら
ケーブルカー滝本駅→御岳山駅~ビジターセンターを経て御岳山~日の出山~つるつる温泉(約3時間の行程をランチ休憩入れてのんびり約4時間強かけて歩きました)

ケーブルカーで御岳平へ
ケーブルカー滝本駅の正面には大きな鳥居があります。「武蔵御嶽神社」参道入口の鳥居です。ここから登って行くこともできるのですが、私たちはケーブルカーに乗ります💦

これこれ、これです。いつものケーブルカー。滝本駅から御岳山駅まで標高426.3mをたったの6分。

おほほっ。窓からこんな景色を楽しめます。

サクっと御岳山駅到着。御岳平から見た景色。秋が深まっていますね。たぶん右の方の山が日出山かな。

武蔵御嶽神社参拝
ケーブルカーを降りて、まずは武蔵御嶽神社に立ち寄ることに。なんたって御岳山山頂=神社でありますので!しばらくは舗装路をてくてく。この日の紅葉は圧巻でありました。

道中の景色はとにかく見事。今年は、この11月後半三連休がピークだったのではと思います。

宿坊集落を歩きビジターセンターでトイレを借りて歩く道中、もうホントに、素晴らしい色彩美。

お土産屋さんの並ぶ通りを抜けるといつものこの鳥居。ここから長い階段を上り詰めた先に、霊験あらたかなる武蔵御嶽神社があります。

何度も御岳山に来ていますが、なかなかちゃんとお参りをしていないことを思い出し、この度は見事な紅葉に導かれて、ちゃんとちゃんと。

それにしても美しい。

御岳山の山頂は社殿の奥にあります。階段しか登っていないのに標高929m山頂到達。その奥に「奥宮遥拝所」と言う場所があります。三角錐の山が見えて、とりあえず深く一礼。

よし、今回はちゃんとお参りも果たしましので、この長い階段を下りて、日の出山へと向かうことにいたします。

日の出山まで小一時間
日の出山へと向かう道は、神社の境内から降りてケーブルカーの駅方面に戻ると分岐があり、ちゃんと立札があります。しばらくは宿坊の間を歩く道。途端に人通りが少なくなりました。

道はきれいに整備されていて迷いなし。

しばらくすると、家も街灯もなくなり山道が始まりますが、平坦な道で歩きやすい。斜面を紅葉した葉っぱが埋め尽くして情緒たっぷりです。

さらに進むと、杉林。しんと静かになり、ちょこっと熊さん注意な気分💦

歩きながら見上げると、背の高い木々が色づいています。山の中の紅葉は降り注ぐような繊細さがあり、街中とは違う。誰かが言っていましたね💦見せるためではなく次の季節を迎えるための色なのですね。

この鳥居を抜けると、階段状の登り坂が始まりましたが、大したことはなくて大丈夫。

またまた、のんびりとした静かな山道。

晩秋の静けさと落ち葉の温もりが心地よい散歩道のようであります。

これこれ、こんな感じの彩りが好きだわ~なんておしゃべりしながらゆっくり歩ける。

やがて、東雲山荘のある場所に到着。現在は休業中。山荘の正面にトイレあり。ここから階段を数分登ると、もう頂上です。

日の出山山頂にて眺望堪能
そしてここ、日の出山山頂到着です!東屋があり、東京都心方面一望!!

山頂の標高は902m。御岳山よりも少し低いのです。よって御岳山からここまでは、ちょこっと下がってちょこっと上がったりしつつも平坦な道が多く、約1時間ほどで到達できます。
ハイ!ヘッポコ自撮りで記念撮影✨ちょっと曇り空。

日の出山山頂からは東側が開けているので、関東平野の東京都心方面の眺望が良いのです。この日はあいにく薄曇りでしたが、晴れた日はスカイツリーも見えるはず。

奥多摩の山並み。ここでお湯を沸かしてランチタイムといたしました。連休中ということもあり、山頂は大賑わいでしたが、ベンチにも座ることができて、快適な山頂休憩を過ごしました。

山肌は美しい紅葉に彩られていて、この時期ならではの景色であります。

つるつる温泉へ下山
さてさて、下山は本日最後の目的地「つるつる温泉」を目指して歩きます。

山頂からは、来た道を戻る人が圧倒的に多いようで、ちと長めのルートになる「つるつる温泉」側の下山道は人も少なめ。

ところどころで眺望が開ける度に立ち止まる私たち💦

思い思いに色づいた木々が織りなした山の紅葉。木々は間もなく葉っぱを落とすのだな~としみじみ眺めつつ、静かな冬の山へ思いをはせたりして。

あのとんがり山は「麻生山」かな。

実はこちらの下山道、大半の道中はこんな杉林です。

平坦な道もありますが、とはいえ標高差500m強を下らなければならないわけで、この後は杉林の中、つづら折りの下山道が続きます。膝に悪い💦

時々、紅葉した木々のトンネルが癒してくれたりしますが。

頂上から約1時間半(もしかすると2時間ぐらいかかったかも)下り続け、膝が~腰が~肩が~と泣き言が多くなる頃、ようやく登山道を抜けました。こちら側から登るのは骨が折れそうです💦

つるつる温泉へ
下りるとそこは舗装路です。民家もありました。ここから温泉までは5~10分。

むむむ?誰?道端にブリキのオブジェがありました。きっと地域の方がハイカーたちを楽しませようとしてくれたのかな(^^)


おっ、温泉まであと200m。

そして、ようやく到着!ここだ。

つるつる温泉は‘生涯青春の湯’なのですね。しかし、もう一度あのワサワサ過ごした青春時代に戻りたいとは思わないけれど💦ただもう少しだけ、のんびり長生きしたいかな~。

そして、バスの時刻を確認して、お風呂へ入ったのですが、な、なんと、激混みでした!露天風呂もあり素敵な温泉ですが、湯舟に入るのが大変。露天風呂は諦めざるを得ないほど人がいっぱいで…。膝腰肩の効能を実感できないまま、バスに乗ることになってしまいましたが、体はなんとなくホカホカ♨。
日の出山でご来光を見よう!画策中
この度は晩秋の日の出山ハイキングを堪能してまいりましたが、実は、密かに計画していることがあり・・・
というのは、日の出山山頂は東向きに眺望が開けています。つまりそれって、太陽が昇る方角なのです。だから日の出山と名付けられたともいわれています。
というわけで、この山頂から元旦の朝のご来光を見たい!
しかし、それは、ナイトハイキング。暗闇の登山道をヘッドライトで歩くことになる。ならば下見が必要だ!てなことになったというわけであります。(ちなみにJRもケーブルカーも、12/31夜~元旦朝は終夜運転となっているため交通手段は大丈夫)
もし2026年最初の朝が晴れ予報であるならば、もし体調に異変が起きなければ、
私たちヘッポコは揃ってここで朝を迎えたい💖
新しい年がそんな風に始められたらいいな。あと一か月。我が家では、まだ見てもいないのに、大東京の空に昇る眩い朝日について語りあっております次第です(^^)vv

